4月29日、MotoGP第6戦スペインGPのフリー走行1回目、2回目がヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われ、MotoGPクラスはファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が総合トップで初日を終えた。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は一時トップタイムをマークし、得意のヘレスの初日を5番手で終えている。

 前戦ポルトガルGPで、予選の転倒で負った右手の怪我により決勝レースを欠場したラウル・フェルナンデス(テック3KTMファクトリー・レーシング)は、今大会も欠場することが発表されている。

 フリー走行1回目は気温16度、路面温度21度のドライコンディションで行われた。序盤にトップに立ったのはファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)だったが、その翌周、13コーナーで転倒。コース上には昨夜降った雨の影響でまだ完全に乾いていない部分があり、最終コーナーもそのひとつだった。クアルタラロはその後、再びコースインして走行を行った。

 残り時間10分、ジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)がトップタイムをマークし、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)が2番手に浮上する。残り時間1分を切って、アレックス・マルケス(LCRホンダ・カストロール)がミルのタイムを上回ってトップに立ったが、その直後にミルが自己ベストを更新。フリー走行1回目はミルがトップだった。

 2番手はアレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)で、スズキがこのセッションをワン・ツーで終えている。3番手はアレックス・マルケス、4番手にはアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)が入り、転倒を喫したクアルタラロは5番手。中上は6番手、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)は11番手だった。

■FP2:クアルタラロがトップタイム。マルク・マルケスは2回の転倒を喫する
 フリー走行2回目は気温22度、路面温度42度のドライコンディションでスタート。このセッションでも序盤にトップタイムをマークしたのはクアルタラロ。2番手にはフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)、3番手にはホルヘ・マルティン(プラマック・レーシング)が続く。

 セッション中盤にはアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)がトップに浮上。ミルが2番手、クアルタラロが3番手となり、トップ3の顔ぶれが変わった。この時間帯でマルク・マルケスが6コーナーで転倒し、バイクを起こして走行に戻ったものの、9コーナーで路面の濡れた部分に乗ってしまい再びクラッシュ。マルク・マルケスはコースサイドにいたKTMテストライダー、ダニ・ペドロサが運転するスクーターでピットに戻っている。

 残り時間7分、中上がトップタイムをマークする。その後、クアルタラロ、エネア・バスティアニーニ(グレシーニ・レーシングMotoGP)、バニャイア、マルティンが自己ベストを更新して中上のタイムを上回った。

 最終的にクアルタラロが1分37秒071を記録してトップで初日を終えた。2番手はバスティアニーニ、3番手はバニャイア、4番手はマルティンで、フリー走行1回目で軒並み10番手以下だったドゥカティ勢のうち3人がフリー走行2回目でトップ5に入った。

 一時、1番手のタイムを記録した中上は、得意とするヘレスの初日をトップから0.510秒差の5番手で終えている。フリー走行1回目でワン・ツーだったスズキは、リンスが8番手、ミルが12番手。連続して2回の転倒を喫したマルク・マルケスは19番手だった。