5月1日、MotoGP第6戦スペインGPの決勝レースがヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われ、フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)がポール・トゥ・ウインで今季初優勝を飾った。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は今季自己ベストリザルトの7位フィニッシュを果たしている。

 決勝レースは気温28度、路面温度45度のドライコンディションで始まった。ホールショットを奪ったのは、ポールポジションスタートのフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)。2番手にはファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、3番手にはジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム)が続く。

 7番グリッドから好スタートを切った中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)が4番手、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が5番手に続いていたが、オープニングラップでマルク・マルケスが中上をパス。中上はアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)、ジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)にかわされて7番手に後退する。

 トップのバニャイアと2番手のクアルタラロは僅差のまま、3番手のミラーとのギャップを広げていき、レース中盤には3秒以上となった。バニャイアは2番手のクアルタラロに対してもじわじわとアドバンテージを築き、テール・トゥ・ノーズだったふたりの間には約0.5秒ほどの差ができる。

 一方、3番手争いはミラー、マルク・マルケス、アレイシ・エスパルガロの集団で繰り広げられた。しかしこちらもこう着状態。3番手のミラー、そのすぐ後ろを走るマルク・マルケス、やや離れて5番手のアレイシ・エスパルガロが続くポジションのまま、周回を重ねていく。

 バニャイアとクアルタラロのペースは、ともに他のライダーよりも0.5秒ほど速いもの。ふたりは同等のラップタイムを刻みながら、クアルタラロがバニャイアにわずかに接近しては再び離れる、コンマ1秒単位での僅差の争いが続いた。

 残り5周、それまでミラーの後方を走っていたマルク・マルケスが5コーナーでミラーをオーバーテイク。しかし13コーナーでマルク・マルケスがバランスを崩し、あわや転倒という瞬間に、アレイシ・エスパルガロがマルク・マルケスとミラーをかわして3番手に浮上した。3番手となったアレイシ・エスパルガロはミラーとマルク・マルケスに対し、ギャップを築いていった。

 バニャイアはトップを譲ることなくチェッカーを受け、ポール・トゥ・ウイン。ついに今季初優勝を飾った。クアルタラロは最終ラップ、バニャイアに0.285秒まで迫ったが及ばず、2位フィニッシュ。3位はアレイシ・エスパルガロが獲得した。予選でフロントロウを獲得した3人が、最終的に同じ順位で表彰台を獲得している。

 最終ラップにポジションを上げたマルク・マルケスは4位。今季自己ベストリザルトとなった。5位はミラー、6位はミル。中上は今季自己ベストの7位を獲得した。