角田裕毅(アルファタウリ)が、2021年にたびたび話題になった無線での言動について、2022年はある変化があったことを明かした。

 角田は2022年F1第4戦エミリア・ロマーニャGPで予選16番手から着実に順位を上げ、7位フィニッシュでポイントを獲得。2年目となるシーズンの成長を印象づけた。

『The Race』によると、第4戦終了後に「次のステップに進んだ」と自らのドライビングを振り返った角田は、その一環として無線に対するアプローチの仕方が変わったことを明らかにした。

 角田の無線での言動については、昨シーズンたびたび話題に上がることがあった。特に、一年前のエミリア・ロマーニャGPのFP3で角田が発した「トラフィックパラダイス(渋滞天国)」というワードはSNSやメディアで大きく取り上げられ、流行語となった。

 こうした無線に対して、ランド・ノリス(マクラーレン)も自身のYouTube動画で「裕毅が無線で叫んでいるのが好き」と触れるなど、ファンを惹きつける一方、その過激さゆえに苦言を呈されることもあった。

『The Race』によると、ドライビング中には「おそらくまだ叫んでいるんだと思う」という角田だが、「無線(のボタン)はあまり押さなくなった」という。

 極限状態にあるレース中とはいえ、無線でマシンやチームに対して否定的なコメントをしてしまえば、チームスタッフの士気を下げたり、彼らとの信頼関係に傷をつけることにもなりかねない。

 実際角田には苦い思い出もある。2021年の第4戦スペインGPではマシンを批判するような発言を行い、レース後チームに謝罪することになったのだ。こうした経験を経て、角田は感情を爆発させてしまうことはあっても、それをチームには伝えないようにしているという。

 これを「大きな変化」だと認める角田は、現在チームとはあくまでポジティブな方向に会話を進めるように努めているようだ。

「無線で叫んでも意味がないことに気づきました。落ち着いた声で限界を伝え、次のステップを見つける方がいいんです」