5月19日、WRC世界ラリー選手権の2022年シーズン第4戦ポルトガルが開幕した。同日、今季初のグラベル(未舗装路)ラリーとして行われる『ラリー・ポルトガル』のシェイクダウンが現地9時から実施され、TOYOTA GAZOO Racing WRTのエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)がトップタイムを記録した。

 第8戦フィンランドまで続くグラベルラリー連戦のオープニングとなる今戦。その走り始めとなるセッションのリザルトは、最速となったエバンス車から1秒以内に3車種計4台が並ぶものとなった。

 全長4.55kmのシェイクダウン用ステージで、1走目に2番手タイムを記録し、2度目、3度目の走行でタイムを縮めていったエバンスは、最終的に2分56秒1をマークした。これに続いたのはMスポーツ・フォードWRTのクレイグ・ブリーン(フォード・プーマ・ラリー1)で両者の差は0.4秒だ。

 総合3番手はトップから0.7秒遅れたオット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)。ヒョンデ・シェル・モビスWRTのチームメイトであるティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)が0.1秒差で総合4番手となり、ここまでの上位4名がトップから1秒以内に入っている。

「グラベルでハイブリッド(パワー)を使うのは、また新しい発見がある」と語るのは、ここまでランキング9番手と低迷しているエバンス。

「今年のラリーは、次から次へと新しい何かが出てきたように思う。だが、そのすべてがプレイベントテストと非常に似ているよう感じられる。それはつねにポジティブなステップだ」

「今夜のステージ(SS1)に向けてクルマの確認をしなければならないタイトなスケジュールだったため、サービスに戻って(クルマに)大きな変更を施すチャンスはなかったよ」

 このポルトガルでラリー1カーでの戦いを開始するダニ・ソルド(ヒョンデi20 Nラリー1)は、最初のランでトップタイムをマーク。最終的には5番手ピエール-ルイ・ルーベ(フォード・プーマ・ラリー1)に次ぐ総合6番手に入った。

 総合7番手は開幕戦モンテカルロ以来のスポット参戦となっているセバスチャン・オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1)。対するもうひとりの“セブ”こと元9連覇王者セバスチャン・ローブ(フォード・プーマ・ラリー1)は、選手権をリードするカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)とMスポーツのガス・グリーンスミス(フォード・プーマ・ラリー1)を間に挟んで総合10番手につけた。
 
 日本人WRCドライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)はトップから2.8秒おくれの総合11番手となり、そこから3秒遅れてアドリアン・フルモー(フォード・プーマ・ラリー1)が総合12番手につけている。

■2022年WRC第4戦ポルトガル シェイクダウン結果
Pos.No.DriverMachineGap133E.エバンストヨタGRヤリス・ラリー12'56.1242C.ブリーンフォード・プーマ・ラリー1+0.438O.タナクヒョンデi20 Nラリー1+0.7411T.ヌービルヒョンデi20 Nラリー1+0.857P-L.ルーベフォード・プーマ・ラリー1+1.166D.ソルドヒョンデi20 Nラリー1+1.271S.オジエトヨタGRヤリス・ラリー1+1.3869K.ロバンペラトヨタGRヤリス・ラリー1+1.5944G.グリーンスミスフォード・プーマ・ラリー1+2.01019S.ローブフォード・プーマ・ラリー1+2.41118勝田貴元トヨタGRヤリス・ラリー1+2.81216A.フルモーフォード・プーマ・ラリー1+5.8
※リザルトは編集部集計