5月19日に開幕したWRC世界ラリー選手権第4戦ポルトガルは同日、デイ1のSS1が古都コインブラの市街地で行われ、ティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)がトップタイムをマーク。僚友のオット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)が総合2番手で続き、ヒョンデ・シェル・モビスWRT勢がワン・ツー発進を決めた。

 ポルトガル北部の大都市であるポルトの郊外、マトジニョスを中心に19日(木)から4日間にわたって争われるラリー・ポルトガルが開幕。このイベントの初日は午前中にグラベル(未舗装路)ステージでのシェイクダウンが行われた後、マトジニョスから南に約120km離れた古都コインブラの中心部で、セレモニアルスタートに続き現地19時過ぎからSS1“コインブラ”がスタートした。

 全長2.82kmのターマック(舗装路)ステージで争われたSS1では、シェイクダウンで4番手タイムを記録したヌービルが2分37秒9というタイムでステージ最速に。チームメイトのタナクが0.6秒差の2番手につけ、ヒョンデ勢のワン・ツーとなった。

「本当に素晴らしいオープニングステージだった」と笑みを浮かべながら語ったヌービル。

「かなりトリッキーなコースだった。この3年間はあまりいいことがなかったけど、ふたたびファンが戻ってきてくれてうれしく思う。今週末は素晴らしい戦いになることを期待している」

 ヒョンデの2台に続いたのは、クレイグ・ブリーン(フォード・プーマ・ラリー1)とガス・グリーンスミス(フォード・プーマ・ラリー1)のMスポーツ・フォードWRT勢で、それぞれトップから1.4秒、1.8秒遅れた。

 5番手にはトヨタ勢最上位となったセバスチャン・オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が入り、僚友のカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)と勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)が続く。

 開幕戦ウイナーのセバスチャン・ローブ(フォード・プーマ・ラリー1)は、ヌービルと3.4秒差の8番手。以下、エルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)、アドリアン・フルモー(フォード・プーマ・ラリー1)、ピエール-ルイ・ルーベ(フォード・プーマ・ラリー1)というオーダーになっている。
 
 ヒョンデの3台目を駆るダニ・ソルド(ヒョンデi20 Nラリー1)は総合20番手。首位から7.2秒おくれてデイ1を終えている。

 本格的なグラベルラリーが始まる20日(金)のデイ2は、アルガニル地域で3つのステージを各2回走行した後、ロウサダのラリークロス・サーキットでスーパーSSが行われる。なお、合計8本のSSを走行するこの日は日中のサービスが設定されておらず、約122kmで争われる競技の中でアクシデントが発生した場合、致命的な遅れを負う可能性がある。