6月のル・マン24時間レースで総合5連覇を目指すトヨタGAZOO Racingは今週、ベルギーのスパ・フランコルシャンで2日間の“シェイクダウンテスト”を行っている。

 これはル・マン向けのコンポーネンツを搭載した状態で車両の動作確認等を行うためのもので、ドイツのケルンを拠点とする同チームが例年行なっている走行だ。ケルンとスパは110kmほどの距離しか離れていない。

 5月24、25日の2日間予定されているこのシェイクダウンでは、マイク・コンウェイとセバスチャン・ブエミが2台のGR010ハイブリッドのドライビングを担当。WEC(世界耐久選手権)スポーティング・レギュレーション上の『特別テスト』条項に基づき、走行は各日1時間に限定される。

 昨年は小林可夢偉とブレンドン・ハートレーが同サーキットでGR010ハイブリッドのル・マン向けシェイクダウンを担当した。

 2022年WEC第3戦となるル・マン24時間レースに向けては、今週、ほかにもいくつかのエントラントがスペインのモーターランド・アラゴンでテストを行っている。

 LMP2クラスのチームWRTは3台のオレカ07・ギブソンを、ロビン・フラインスを除く全ドライバーにより走らせている。これまでGT3マシンをドライブしてきたドリス・ファントール、ロルフ・イネイシェン、ミルコ・ボルトロッティは、ル・マンを前にWRTの32号車での初走行に臨んでいる。

 5月20日に100台目となるオレカ07シャシーを受け取り、フランスのポール・リカールでシェイクダウンを行ったクール・レーシングも、アラゴンでのテストに参加している。

 さらにAFコルセも、LMGTEプロクラスのファクトリーカーとともに、LMGTEアマクラスにエントリーする数台のフェラーリ488 GTE Evoを、アラゴンに持ち込んでいる。

 ル・マン24時間レース決勝(6月11〜12日)に先駆け、6月5日にはフランス・ル・マンのサルト・サーキット(ル・マン24時間サーキット)で、テストデーの走行セッションが予定されている。