2022年シーズンのスーパーGT第3戦『たかのこのホテル SUZUKA GT 300km RACE』が開幕した。5月28日9時30分から行われた公式練習では、GT500クラスは23号車MOTUL AUTECH Zの松田次生が、GT300クラスは88号車Weibo Primez ランボルギーニ GT3の小暮卓史が最速タイムを記録した。

 開幕前にはメーカーテスト、第1戦岡山終了後にはタイヤメーカーテストが行われた鈴鹿サーキット。2022年シーズンのスーパーGT公式セッションとしてはこの公式練習が最初となる。なお、前戦富士の決勝でクラッシュを喫したGT300クラスの22号車アールキューズ AMG GT3が欠場となり、GT500クラスは15台、GT300クラスは前戦から1台減の27台と、両クラス合計42台が出走した。

 セッション開始直前には、大会スポンサーを務める『たかのこのホテル』を運営するオオノ開發株式会社の前代表取締役であり、Max Racingの元チーム代表で、3月2日に逝去した大野剛嗣さんへの黙祷が行われた。

 当初9時25分から予定されていた公式練習だったが、その前に行われたFIA-F4の公式予選が3度の赤旗中断を挟んだ影響で、5分遅れの9時30分にスタートを迎えた。搬入日から続く好天に恵まれたこともあり、気温26度、路面温度36度、湿度49%と、路温は昨年の第3戦の公式練習よりも8度高いコンディションで公式練習はスタートを迎えた。

 好コンディションに恵まれたこともあり、セッション開始早々から両クラスで好タイムが記録された。開始から16分が経過したところで、23号車MOTUL AUTECH Z(サクセスウエイト/SW:30kg)のロニー・クインタレッリが計時上5周目に、昨年の第3戦鈴鹿予選Q2の3番手に相当する1分45秒477をマークして暫定トップに浮上。24号車リアライズコーポレーション ADVAN Z(SW:3kg)の平手晃平も0.022秒差で続いた。

 さらに、前戦富士で大クラッシュを喫したGT500クラスの3号車CRAFTSPORTS MOTUL Z(SW:12kg)もセッション開始から17分が経過した計時上4周目に、千代勝正が1分46秒150をマークしている。鈴鹿で開催された過去3戦(2020年第3戦&第6戦、2021年第3戦)を3連勝で終えているニッサン勢が、依然として鈴鹿での強さを印象付けるセッション序盤に。

 GT300クラスでは、セッション開始から23分のところで、昨年2位表彰台を獲得した88号車Weibo Primez ランボルギーニ GT3(SW:9kg)の小暮卓史がコースレコードから約2秒落ちとなる1分57秒609をマークして暫定首位に浮上。そこに、今季これまでの2戦で続けてポールポジションを獲得している61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(SW:29kg)の山内英輝が0.211秒差で、そしてシリーズランキングトップの56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(SW:66kg)がウエイトを感じさせない走りをみせ、小暮から0.318秒差で続く序盤となった。

 なお、セッション開始から1時間を迎えようかという中盤には、木村武史がステアリングを握るGT300の9号車PACIFIC hololive NAC Ferrari(SW:24kg)がコースオフを喫し、左リヤフェンダーを破損している。

 その後しばらくは両クラスとも最速タイムの更新はなく、各車が順調に周回を重ねた。10時55分にGT500/GT300クラスの混走が終了され、GT300クラスの10分間の占有走行時間帯を迎え、各車は予選シミュレーションを実施。上空には雲がかかり、少しの風が吹く影響か、この時点での気温は27度、路面温度は37度と、温度上昇は1度にとどまった。
 
 そんななか数台が自己ベストを更新するも、上位5台の顔ぶれは変わらず。セッション序盤に1分57秒609をマークした小暮の88号車Weibo Primez ランボルギーニ GT3がGT300トップのまま公式練習を終えた。クラス2番手に61号車SUBARU BRZ R&D SPORT、3番手に56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R、4番手にスーパーGTでは鈴鹿初レースを迎える20号車シェイドレーシング GR86 GT(SW:0kg)、5番手に7号車Studie BMW M4が続いた。

 11時05分からの開始となったGT500クラスの10分間の占有走行では、23号車MOTUL AUTECH Zの松田次生が1分45秒097をトップタイムを更新。一方、17号車Astemo NSX-GT(SW:6kg)の塚越広大が1分45秒222をマークして2番手に浮上。その後方でも各車が続々とアタックに入り、ダンロップタイヤを履く16号車Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(SW:1kg)の大湯都史樹がセクター2全体ベストを記録し、セクター3に入る。

 そんななか立川祐路の乗る38号車ZENT CERUMO GR Supra(SW:16kg)が西ストレートで煙を上げながらマシンを止めた。これにより、セッションは残り1分30秒弱を残して赤旗が掲示され、そのままセッションは終了を迎えることに。

 GT500クラス公式練習は23号車MOTUL AUTECH Zの松田がトップ、2番手に17号車Astemo NSX-GT、3番手に24号車リアライズコーポレーション ADVAN Z、4番手に3号車CRAFTSPORTS MOTUL Z、5番手にトヨタGRスープラ勢トップの36号車au TOM’S GR Supra(SW:25kg)が続いた。
 
 2022年のスーパーGT第3戦『たかのこのホテル SUZUKA GT 300km RACE』の公式予選はこのあと28日14時45分から行われる。春から夏へと季節の移り変わりを感じさせるコンディションのもと、ポールポシジョンをめぐる熾烈な戦いが繰り広げられることになる。

■2022スーパーGT第3戦鈴鹿 GT500公式練習結果(編集部計)
Pos.No.TeamCarDriverTireSWTime123NISMOMOTUL AUTECH Z松田次生/R.クインタレッリMI30kg1’45.097217Astemo REAL RACINGAstemo NSX-GT塚越広大/松下信治BS6kg1’45.222324KONDO RACINGリアライズコーポレーション ADVAN Z佐々木大樹/平手晃平YH3kg1’45.49943NDDP RACINGCRAFTSPORTS MOTUL Z千代勝正/高星明誠MI12kg1’46.150536TGR TEAM au TOM’Sau TOM’S GR Supra坪井翔/G.アレジBS25kg1’46.151637TGR TEAM KeePer TOM’SKeePer TOM’S GR SupraS.フェネストラズ/宮田莉朋BS0kg1’46.23378ARTAARTA NSX-GT野尻智紀/福住仁嶺BS22kg1’46.432816TEAM Red Bull MUGENRed Bull MOTUL MUGEN NSX-GT笹原右京/大湯都史樹DL1kg1’46.513964Modulo Nakajima RacingModulo NSX-GT伊沢拓也/大津弘樹DL0kg1’46.7171019TGR TEAM WedsSport BANDOHWedsSport ADVAN GR Supra国本雄資/阪口晴南YH7kg1’46.8041112TEAM IMPULカルソニック IMPUL Z平峰一貴/B.バゲットBS19kg1’46.8111239TGR TEAM SARDDENSO KOBELCO SARD GR Supra関口雄飛/中山雄一BS6kg1’46.8921338TGR TEAM ZENT CERUMOZENT CERUMO GR Supra立川祐路/石浦宏明BS16kg1’47.07814100TEAM KUNIMITSUSTANLEY NSX-GT山本尚貴/牧野任祐BS36kg1’47.3331514TGR TEAM ENEOS ROOKIEENEOS X PRIME GR Supra大嶋和也/山下健太BS46kg1’47.728

■2022スーパーGT第3戦鈴鹿 GT300公式練習結果(編集部計)
Pos.No.TeamCarDriverTireSWTime188JLOCWeibo Primez ランボルギーニ GT3小暮卓史/元嶋佑弥YH9kg1’57.609261R&D SPORTSUBARU BRZ R&D SPORT井口卓人/山内英輝DL29kg1’57.820356KONDO RACINGリアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R藤波清斗/J-P.デ・オリベイラYH66kg1’57.947420SHADE RACINGシェイドレーシング GR86 GT平中克幸/清水英志郎DL0kg1’57.97557BMW Team Studie × CSLStudie BMW M4荒聖治/近藤翼MI0kg1’58.068655ARTAARTA NSX GT3武藤英紀/木村偉織BS0kg1’58.074787JLOCBamboo Airways ランボルギーニ GT3松浦孝亮/坂口夏月YH9kg1’58.08184GOODSMILE RACING & TeamUKYOグッドスマイル 初音ミク AMG谷口信輝/片岡龍也YH12kg1’58.1849244Max RacingHACHI-ICHI GR Supra GT佐藤公哉/三宅淳詞YH0kg1’58.3261052埼玉トヨペット Green Brave埼玉トヨペットGB GR Supra GT吉田広樹/川合孝汰BS3kg1’58.3471130aprapr GR86 GT永井宏明/織戸学YH0kg1’58.3831296K-tunes RacingK-tunes RC F GT3新田守男/高木真一DL8kg1’58.5051318TEAM UPGARAGEUPGARAGE NSX GT3小林崇志/太田格之進YH45kg1’58.623149PACIFIC CARGUY RacingPACIFIC hololive NAC Ferrari木村武史/K.コッツォリーノYH24kg1’58.7601565K2 R&D LEON RACINGLEON PYRAMID AMG蒲生尚弥/篠原拓朗BS33kg1’58.9481611GAINERGAINER TANAX GT-R安田裕信/石川京侍DL15kg1’58.99717360TOMEI SPORTSRUNUP RIVAUX GT-R青木孝行/柴田優作YH2kg1’59.0501810GAINERTANAX GAINER GT-R富田竜一郎/大草りきDL45kg1’59.0551950Arnage RacingArnage MC86山下亮生/阪口良平YH0kg1’59.1782034BUSOU Drago CORSEBUSOU raffinee GT-R柳田真孝/井出有治DL23kg1’59.4632160LM corsaSyntium LMcorsa GR Supra GT吉本大樹/河野駿佑DL0kg1’59.524225TEAM MACHマッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号冨林勇佑/平木玲次YH0kg1’59.728236MOTOYAMA Racing w/ Team LeMansTeam LeMans Audi R8 LMS片山義章/R.メリYH18kg1’59.888242muta Racing INGINGmuta Racing GR86 GT加藤寛規/堤優威BS5kg2’00.1452525HOPPY team TSUCHIYAHOPPY Schatz GR Supra松井孝允/野中誠太YH0kg2’00.4672631aprapr GR SPORT PRIUS GT嵯峨宏紀/中山友貴BS0kg2’00.9322748NILZZ Racing植毛ケーズフロンティア GT-R井田太陽/平木湧也YH0kg2’01.813
※天候:晴れ 路面:ドライ