6月2日、WRC世界ラリー選手権第5戦イタリアのシェイクダウンが行われ、ヒョンデ・シェル・モビスWRTのティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)が最速タイムをマークした。

 前戦ポルトガルから第8戦フィンランドまで続くグラベル(未舗装路)ラリー5連戦の第2ラウンドとなる今戦のラリー・イタリア・サルディニア。その名のとおり地中海に浮かぶサルディニア島を舞台とする同イベントは、全体的にはハイスピードなステージでありがなら道幅が狭く、ミスに対する許容度が低い非常に難しいラリーだ。また、気温が30度を超えることが珍しくなく、選手やマシンにとって過酷な1戦でもある。

 そんな今大会の競技開始前に設定されたシェイクダウンは、夏を思わせる日差しが照るなか全長3.53kmのショートステージで実施された。

 ここでベストタイムを記録したのは、選手権ランキング2番手につけているヌービルで、タイムは2分15秒4だった。2番手となったTOYOTA GAZOO Racing WRTのエサペッカ・ラッピ(トヨタGRヤリス・ラリー1)はトップから0.3秒遅れ、同僚のエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)がさらに0.2秒遅いタイムで続いている。

 気温が35度を超える予報が出ている週末を前に、「暑くなると思うよ。この週末にそれは間違いなく、よく使う言葉になるだろう」と語ったヌービル。

「(シェイクダウンのステージは)かなり難しいコンディションだったと言わざるを得ない。グリップが低いところもあれば、高い部分もあった。今回のラリーでもタイヤ選択が非常に重要になると思う」

「簡単な週末ではないことは確かだが、そのための準備はできているし楽しみにしている」

 トップ3の後方は少しタイム差が開き、ヌービルから1.6秒遅れのタイムでMスポーツ・フォードWRTのピエール-ルイ・ルーベ(フォード・プーマ・ラリー1)が4番手に。Mスポーツ勢は3連勝中のカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)を間に挟み、6番手と7番手にクレイグ・ブリーン(フォード・プーマ・ラリー1)、ガス・グリーンスミス(フォード・プーマ・ラリー1)が入った。

 日本人WRCドライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)はトップと2.6秒差の8番手。アドリアン・フルモー(フォード・プーマ・ラリー1)が僅差の9番手で続き、サルディニアで2度の優勝経験を持つダニ・ソルド(ヒョンデi20 Nラリー1)は10番手となった。

 彼のチームメイトであるオット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)は、多くの選手が3回走ったなか2本のみの走行に終わった。これはタナクのマシンにロードセクションで技術的な問題が生じたためだ。

■2022年WRC第5戦ラリー・イタリア・サルディニア シェイクダウン暫定結果
Pos.No.DriverMachineGap111T.ヌービルヒョンデi20 Nラリー12'15.424E.ラッピトヨタGRヤリス・ラリー10.3333E.エバンストヨタGRヤリス・ラリー10.547P-L.ルーベフォード・プーマ・ラリー11.6569K.ロバンペラトヨタGRヤリス・ラリー11.8642C.ブリーンフォード・プーマ・ラリー12.0744G.グリーンスミスフォード・プーマ・ラリー12.3818勝田貴元トヨタGRヤリス・ラリー12.6916A.フルモーフォード・プーマ・ラリー12.7106D.ソルドヒョンデi20 Nラリー13.8178O.タナクヒョンデi20 Nラリー13.9
※リザルトは編集部集計