6月3〜5日に静岡県の富士スピードウェイで開催されたENEOSスーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook第2戦『NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース』。富士スピードウェイはレース終了後にプレスリリースを発行し、3日間の大会期間中の観客動員数を延べ3万8100人と発表した。

 2022年も大きな盛り上がりを見せた富士24時間レースは、6月2日の専有走行と3日の公式予選を経て、4日決勝日に池谷晴一小山町長による開会宣言に続き、レジェンドドライバー鮒子田寛がグリーンフラッグを振りフォーメーションラップが開始された。

 レーススタートから序盤は、ポールポジションスタートの888号車Grid Motorsport AMG GT3(マーティン・ベリー/高木真一/黒澤治樹/山脇大輔)と62号車HELM MOTORSPORTS GTR GT3(鳥羽豊/平木湧也/平木玲次/ショウン・トン)によるトップ争いが8時間経過まで続く。

 その後、ナイトセッション中にトップに立った62号車が『ドライバー連続運転時間超過』によるペナルティピットストップ180秒を科せられ後退すると、連覇を狙う81号車DAISHIN GT3 GT-R(大八木信行/藤波清斗/青木孝行/坂口夏月)が首位に浮上。

 81号車は独走態勢を築いていたが、ゴールまで3時間半というところでピットインの際にマシントラブルに見舞われ順位を落とし、2番手を走行していた62号車がトップに浮上。その後も順調に首位を走行し、760周(約3467km)を走破して24時間というビッグレースでチーム初の総合優勝を飾った。

 レーシングコースでは24時間レースならではの戦いが繰り広げられたが、大会期間中のイベント広場では人気アニメ『ゆるキャン△』とのコラボレーションイベントが併催され、トヨタGRヤリスのオリジナルラッピングカーや等身大パネルなどが展示されたブースには多くの観客が訪れた。また、遊覧ヘリによる『FSWスカイクルーズ』や『熱気球係留飛行体験』では、富士スピードウェイの上空からレースが行われているコースを見下ろせるイベントなども実施。

 そのほかにも、ナイトセッションとなった20時ごろには富士24時間レース恒例の花火が打ち上げられ、イベント広場では野外映画館『スピードウェイシネマ Supported by TOYOTA』に加え、P16B駐車場で行われた『CHILL OUT BASE 2022』ではフードやワークショップをはじめ、大型ビジョンでの中継映像配信なども行われ、24時間レースというお祭り気分をさらに盛り上げた。

 レースウイーク中は、4日の予選日に一時雨に見舞われるも、決勝は終始ドライコンディションでのレースが行われた。富士スピードウェイによると、観客動員数は3日(金)4500人、4日(土)1万6900人、5日(日)1万6700人が来場し、3日間で延べ3万8100人がキャンプなどを行いながら日本で唯一の24時間レースを楽しんだ。