2022年F1第8戦アゼルバイジャンGPの予選が行われ、フェラーリのシャルル・ルクレールがポールポジションを獲得した。2番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)、3番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)となっている。アルファタウリの角田裕毅は8番手だった。

 超高速市街地コースで開催されるアゼルバイジャンGP。ここまで3回のフリー走行を見る限りでは、レッドブル、フェラーリ2強による一騎打ちの様相が強く、中団チームは1秒以上の大差をつけられた。なかでもメルセデスは、スペインで復活の兆しを見せたものの、ここでは激しいポーパシングに手こずっている。

 直前のFP3が15分遅れで始まった影響で、予選も15分遅い現地時間午後6時15分から始まった。日没まで2時間近くあるとはいえ、この時点で気温25.5度、路面温度38.5度と、やや低めのコンディションだ。初日吹き荒れた強風は、かなり収まっている。セーフティカーや赤旗が出やすいコースのため、かなり早いタイミングで多くのマシンがピットロード上に並んだ。ランド・ノリス(マクラーレン)が先頭につけている。

 18時15分、Q1開始。ルイス・ハミルトン(メルセデス)が「渋滞にはまって、タイムを出すのが難しそうだ」と言ったのに続けて、「ブレーキが柔らかい」と違和感を訴えた。各車、多めの燃料を積んで、周回を重ねながらタイムを更新していく作戦だ。

 Q1は2強4台が、大接戦を繰り広げた。フェルスタッペンが1分42秒722でトップ。0.011秒差でペレス、3番手ルクレールは0.143秒差、4番手カルロス・サインツ(フェラーリ)が0.235秒差で続いた。

 5番手以下のドライバーが2セット目のタイヤでアタックを開始した直後、ランス・ストロール(アストンマーティン)がターン7でバリアに追突。ダメージがないと判断したのかそのまま周回を続け、次のラップのターン2でクラッシュ。フロントウイングがコース上に散乱し、2分30秒を残して赤旗中断となった。

 18時40分、セッション再開。6番手周冠宇(アルファロメオ)以下、エステバン・オコン(アルピーヌ)とストロールをのぞく13台が最後のアタックに出て行った。ピエール・ガスリー(アルファタウリ)5番手、角田も7番手でQ2に進出。ケビン・マグヌッセン(ハース)、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)、ストロール、ミック・シューマッハー(ハース)がQ1落ちを喫した。

 Q2最初のアタックは、中古ソフトのサインツ、ルクレールが、ニュータイヤのフェルスタッペン、ペレスをしのいだ。

 開始後8分、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)がターン15でブレーキをロックさせ、バリアに直進してしまう。ベッテルは自力で復帰し、黄旗はすぐに解除された。

 最後のアタックではマクラーレンの2台がQ3進出を狙ったが、遅い先行車に邪魔されたこともあって、ノリス11番手、ダニエル・リカルド12番手。他のQ2落ちはオコン、周、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)だった。Q2トップはペレス、2番手ルクレール、3番手サインツ、4番手フェルスタッペン、5番手ガスリー。角田は最後のアタックでターン2で接触したものの、辛くも10番手でQ3進出を果たした。

 2強を除けば、2台揃ってQ3進出を果たしたのはメルセデス、アルファタウリの2チームのみ。残り2枠はベッテルとフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)の世界チャンピオンが占めた。

 Q3最初のアタックは、2強4台とベッテルがニュータイヤ。残り5台は中古ソフトだ。暫定ポールはサインツ、2番手ルクレール、3番手ペレス、4番手フェルスタッペン。ここでもガスリーが5番手につけた。角田はコンマ9秒落ちの10番手だ。

 最後のアタック。サインツがセクター1でミスを犯したのを尻目に、ルクレールがとんでもないペースで区間タイムを次々に更新していく。最終的に1分41秒359を叩き出し、今季6回目、4戦連続のポールポジションを獲得した。

 好調ペレスが0.282秒差で2番手、フェルスタッペン3番手、4番手サインツ。そしてラッセルが5番手に。ガスリーは今季ベストの6番手、7番手ハミルトン、角田も今季ベストの8番手、9番手ベッテル、10番手アロンソだった。