フランスのサルト・サーキットで6月11日にスタートが切られた第90回ル・マン24時間レースは、残り3時間あまりとなった。

 レース中盤まで、トヨタGAZOO Racingの2台のGR010ハイブリッドは順位を入れ替えながらトップ争いを展開してきたが、16時間経過を前に7号車(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス)を「フロントモーター関連の電装系トラブル」が襲った。これによりレース後半では8号車(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮)が1周弱のリードを保ち、最終盤を迎えている。

 フィニッシュまで残り3時間30分を迎えた時点でトヨタGAZOO Racingから発表されたふたりの日本人ドライバーのコメントは、以下のとおり。

 レースはこのあと、6月12日の現地時間16時(日本時間23時)にチェッカーを迎える。

■平川亮(8号車)
「GR010ハイブリッドでル・マンを走るのは本当に楽しいです。最初の走行では、終盤に陽が沈んでいく状況だったので、いくつかのコーナーでは先が見えず大変でした。2回目の走行は真っ暗な闇の中での走行でしたが、本当に特別な感覚でした」

「我々の車両は本当に速く、チームもレース戦略やピットストップ時の素晴らしい仕事で支えてくれています。レースはまだ6時間も残っているので、ミスなく、またトラブルもないようクリーンに走り続ける必要があります」

■小林可夢偉(チーム代表兼7号車ドライバー)
「ここまで2回の走行をこなし、どちらもうまく走り切りましたが、コース上のトラフィックにより、走行はとても難しかったです。周回遅れの車両に阻まれタイムロスしたくなかったのですが、2台が非常に接近したバトルを繰り広げている状況であっても、リスクを避けることは重要です」

「我々の7号車は首位を走っていただけに、トラブルに見舞われたのは少し残念ですが、24時間レースではまだ何が起こるかわからないので、最後まで集中して戦い続けなくてはなりません」

「我々7号車は2位につけていますが、TOYOTA GAZOO Racing、チームとしての目標は1-2フィニッシュであり、その目標に向けて順調に走り続けています。まだレースは続きますし、良い状態で戦えているので、最後までプッシュを続けます」