2022年F1アゼルバイジャンGP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールとカルロス・サインツはともにトラブルのためにリタイアを喫した。

 ポールポジションについたルクレールだが、スタート直後にセルジオ・ペレス(レッドブル)に抜かれて2番手に。レース序盤のバーチャル・セーフティカー時にピットストップし、ステイアウトしたレッドブル勢の後ろ3番手となった後、前のふたりのピットインで、ルクレールはトップに浮上した。

 しかしルクレールはパワーユニットのトラブルに見舞われ、マシンから白煙を吐きながらピットに戻ると、そのままリタイアとなった。

 サインツは4番グリッドからその位置をキープしながら走行中、9周目にハイドロリック系のトラブルでマシンをとめた。

 このノーポイントは、ドライバーズ選手権、コンストラクターズ選手権において大きな打撃となった。ルクレールはランキング3位に後退、ポイントリーダーのレッドブルとフェラーリのギャップは80点に拡大した。

 チーム代表マッティア・ビノットは「間違いなくひどい一日だ。昨年と比べて我々はパフォーマンスでは大きく進歩したものの、信頼性の面ではまだ改善の余地がある」とコメントした。

「一週間後のカナダで挽回することを目指す。その前に、ここで経験した不具合について分析し、それを克服するまではなんとか管理していきたい。やるべき仕事があるのは間違いない」

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=リタイア
1番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

 僕たちにとって残念な結果になってしまった。ミディアムでのファーストスティント序盤は、あまり強さがなかったが、終盤にはチェコ(セルジオ・ペレス)との差を縮め始めることができた。

 バーチャル・セーフティカーを利用してハードタイヤに交換することを決めて、それは正しい判断だったと思う。それによってトップの位置に立つことができた。その後は、タイヤを最後までうまく管理することに集中する予定だった。

 でもパワーユニットにトラブルが発生してリタイアしなければならなかった。一度家に戻ってカナダまでにリセットする。僕たちは問題を解決して、カナダにはさらに強くなって戻ってこなければならない。

(レース後の会見で語り)もちろん悔しいなんてもんじゃない。またリタイアだなんて、辛いよ。二度と起こらないようにしっかり調べる必要がある。

(タイトル争いに)ものすごく大きな影響がある。今はただただ心の底からがっかりしている。ここから挽回できることを願うばかりだ。


■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=リタイア
4番グリッド/タイヤ:ミディアム

 今日の結果を受け入れるのは難しい。スタート後、ギャップを広げ、タイヤを管理してファーストスティントを長く走ろうとしていた。でも残念ながら9周目にハイドロリック系トラブルが起きて、レースを終えることになった。

 シャルルにもトラブルが発生し、チームにとってもファンにとっても困難な一日になってしまった。貴重なポイントと走行の機会を失ったんだ。さまざまな理由で、今シーズンここまでは、強い勢いを築くのが難しい状況だ。それでも僕たちのチームは強い。さらに強さを増して戻ってくる能力も決意も備わっているチームであることは間違いない。シーズンは長い。次のカナダで頑張ろう。