エステバン・オコンは、チームメイトのフェルナンド・アロンソが引き続き2023年シーズンもアルピーヌに残ることを望んでいると述べている。

 アロンソはF1を2シーズン休止してWEC世界耐久選手権に参戦した後、2021年シーズンの初めにF1に復帰したが、この契約は今シーズン末で終了となる。

 アロンソが引退を選択しても、アルピーヌはシートを引き継ぐ才能の持ち主には事欠かない。第1の候補は、現FIA F2チャンピオンのオスカー・ピアストリだろう。オーストラリア出身で21歳のピアストリは、現在アルピーヌのリザーブドライバーを務めており、来月のフランスGPでは一時的にアロンソからフリー走行1回目を引き継ぐものとみられている。

 しかしアロンソには依然として高い競争力があり、7月末の41回目の誕生日が近づいていても手を緩めるような兆しはまったく見られない。オコンはアロンソが今後もしばらく現役でいるべきだと考えている。

「フェルナンドのチームメイトでいるのは素晴らしいことだ」とオコンは今週、世界的なスポーツエンターテインメントプラットフォームである『DAZN』のインタビューで語った。

「僕たちは良いパートナーシップを築いていると思うし、彼との仕事を本当に楽しんでいる」

「彼がチームに入ったとき、とても難しいことになるぞとたくさんの人たちに言われた」とオコンは認めた。「そうしたことはまったく真実ではなかった」

 オコンは、アロンソはF1グリッドのスポットに今もふさわしいことを示して見せる必要はないと語った。

「フェルナンドが何かを証明して見せる必要はない。彼がF1を続けたいというのなら、彼は留まるだろう。彼は今も士気が高く、これまでも常にそうだったけれどライオンのようだよ」

 オコンとアロンソはふたりとも、チームの“グランドプラン”に対しユーモラスな言及をしている。中団グループから脱出してトップに返り咲くというものだが、オコンはそれが今でも目標だと主張した。

「僕たちはその目標を追いかけていると思う。そうなるように取り組んでいる。時間がかかるだろう。今年はさらに力を入れたいし、トップに近づくことを望んでいる」

 昨年のハンガリーGPでF1初優勝を味わったオコンは、できるだけ早く表彰台の最上段に戻りたいと熱望しているが、すぐにそうすることはできないだろうと認めた。

「今年自分は表彰台に登ると思っている。優勝できれば素晴らしいシーズンになるだろう。また勝ちたいんだ」

「(でも)現実的に考えると(2022年は)僕たちはその位置にいない。表彰台を獲得したら、僕たちにとっては優勝のようなものだ。達成するために進歩しているし、それが重要なことだ」

「僕たちにはできる。このプロジェクトを信じている。だからこそチームに何年も留まる契約をしたんだ」

 来年アルピーヌで誰がオコンのチームメイトになるかの判断は、新チーム代表のオットマー・サフナウアーの手に委ねられている。サフナウアーはカナダでメディアに対し、選考を行うのはまだ先の話だと語った。

「それについては、(夏季)休暇が近づいたら話すことにしよう。その頃のことを、あなたがたはドライバーの移籍のうわさが飛び交うシリーシーズンと呼んでいるのだろう」

「(フェルナンドは)一歩を踏み出したと思う。彼はいまだに手ごわいドライバーだ。彼はとても素晴らしい仕事をしており、あっという間にスピードを出すようになっている。その早さに私は非常に感銘を受けた。我々のために彼は最高の仕事をしているのだ」