小林可夢偉が7月1〜3日、カナダ・ボーマンビルのカナディアンタイヤ・モータースポーツ・パーク(CTMP/通称モスポート)で開催される、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第8戦にバッサー・サリバンから出場し、ジャック・ホークスワースに代わって14号車レクサスRC F GT3をドライブすることが明らかになった。

 WEC世界耐久選手権のハイパーカークラスに参戦しているTOYOTA GAZOO Racingのドライバーであり、2022年シーズンからはチーム代表も兼務している可夢偉。先週末にワトキンス・グレン・インターナショナルで行われたザ・グレン6時間で、アリー・キャデラックの48号車キャデラックDPi-V.Rをドライブしたばかりの彼は、その1週間後、今度はGT3カーに乗り換えシリーズ3年ぶりの開催となるカナダラウンドに初出場することになった。

 可夢偉にとって、GT3カーでのレースはハブオートのフェラーリ488 GT3エボをドライブした2020年トタルエナジーズ・スパ24時間以来、約2年ぶりとなる。

 そんな可夢偉は、デイトナとセブリング、ザ・グレン、プチ・ル・マンの4レースからなるIMSAミシュラン・エンデュランスカップ(IMEC)においてシリーズにコミットしているが、スプリントレースへの参戦は今回が初めて。今戦では、第7戦ワトキンス・グレンでカイル・カークウッドとともに14号車レクサスをドライブしたベン・バーニコートとクルマをシェアし、第8戦『シボレー・グランプリ』のGTDプロクラスにエントリーすることになった。

 なお、カークウッドは同週末にミド・オハイオで開催されるNTTインディカー・シリーズに参戦するため、モスポート戦を欠場する。

「今週末のカナダで、バッサー・サリバンと一緒にレクサスRC F GT3をドライブするチャンスが得られたことに感謝しています」と語るのは、2週続けてIMSAシリーズに出場することになった可夢偉。

「ジャック(・ホークスワース)の怪我の回復を祈るとともに、彼が早くマシンに戻ってくることを願っています」

「明らかに、僕はGTカーでのレース経験がかなり少ないです。慣れているクルマとはかなり勝手が違うと思うので、そのあたりは大変だと思いますが、RC Fをどれだけうまく扱えるか楽しみです」

「バッサー・サリバンチームやレクサス、TRDなどアメリカから多くのサポートを受けて快適にカナダに向かうことができます。チャレンジになると思いますが、同時に楽しみでもあります」

 モスポートで可夢偉のチームメイトとなるバーニコートは、「可夢偉とマシンをシェアすることになってとても興奮している」と述べた。

「僕が子供の頃、彼はF1ドライバーとしてモータースポーツの世界で活躍していた。可夢偉のような優秀なドライバーとレクサスを共有し、さらにRC F GT3について彼にアドバイスができることは、僕にとって素晴らしい機会になると考えているんだ」

「この週末を力強く過ごし、シーズン後半に向けてチャンピオンシップへのプレッシャーをかけ続けたいと思っている」

 ホークスワースの復帰に関する決定は、5月に起きたモトクロスの事故での怪我から回復している最中であるため、レース・バイ・レースでの判断になるものとみられている。