7月9日、イタリア北部のミラノ郊外に位置するモンツァ・サーキットでWEC世界耐久選手権第4戦のフリープラクティス2のセッションが行われた。赤旗中断の影響で終了時刻が延長されたこのセッションでは、トヨタGAZOO Racingの8号車トヨタGR010ハイブリッド(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮)がトップタイムをマーク。今回がデビュー戦となるプジョー9X8の93号車が2番手に続く結果となった。

 90分間にわたるセッションの開始は、午前9時。気温25度/路面温度25度と、前日午後のFP1と比べると涼しいコンディションで走行2日目は始まった。

 ハイパーカークラスではトヨタ8号車GR010ハイブリッドのハートレー、7号車小林可夢偉が最初のアタックで1分38秒台のタイムをマーク。前日のFP1では破れなかった1分39秒の壁を乗り越えていく。続くアタックで8号車ハートレーは1分37秒692を記録、FP1でグリッケンハウスがマークした最速タイムも上回り、暫定トップに立った。

 7号車可夢偉もタイムを詰めて2番手に上がったところでトヨタの2台はピットへと戻り、8号車が平川亮へ、7号車がホセ・マリア・ロペスへと交代するなか、94号車プジョー9X8のグスタボ・メネゼスがタイムアップ、トヨタ2台の間へと割り込み2番手に立つ。

 さらに708号車グリッケンハウス007 LMHをドライブするピポ・デラーニもタイムアップを果たして37秒台に入れ、トヨタ8号車に次ぐ2番手へと浮上する。

 セッション中盤にはミケル・イェンセンのドライブする93号車プジョー9X8が自己ベストを大きく更新し、トヨタ8号車に迫る1分37秒775をマーク、2番手に立った。

 その直後、セッションは赤旗により中断される。ARCブラティスラバの44号車オレカ07・ギブソンが、バリアンテ・ロッジアの出口でグラベルにマシンを落とし、バリアへと接触してしまったためだ。ドライブしていたティメン・ファン・デル・ヘルムはマシンをピットへと戻したものの、バリアの修復が必要と判断され、セッションはおよそ23分間中断された。

 およそ1時間05分経過時点でグリーンフラッグに。この時点で、セッションは25分間、延長されることとなった。

 セッション後半、ハイパーカー勢は1分38秒台後半〜39秒台のタイムで周回を重ねていき、再開後は目立ったタイム更新はなかった。延長されたセッションは10時55分にチェッカーを迎えている。

 首位は8号車トヨタ。2番手は93号車プジョー、3番手に708号車グリッケンハウスというオーダーになった。4番手以下は94号車プジョー、36号車アルピーヌA480・ギブソン、7号車トヨタという並びになっている。トップから7号車までは、0秒424という僅差だ。

 LMP2クラスのベストタイムは、ユナイテッド・オートスポーツUSAの22号車オレカ07・ギブソンが記録。2番手にAFコルセの83号車、3番手にはWRTの31号車と続くオーダーとなっている。

 LMGTEプロクラスでは、ポルシェGTチーム91号車ポルシェ911 RSR-19が首位に。AFコルセの52号車フェラーリ488 GTE Evo、そして僚友の51号車が続いた。

 LMGTEアマクラスは、チーム・プロジェクト1の46号車ポルシェがクラス最速。0秒019という僅差で、AFコルセ21号車フェラーリが続いている。星野敏と藤井誠暢も乗り込む777号車アストンマーティン・バンテージAMR(Dステーション・レーシング)は、クラス13番手、最下位でこのセッションを終えた。

 フリープラクティス3は現地時間13時30分(日本時間20時30分)から、60分間行われる予定だ。