フェラーリF1の育成ドライバーでテストドライバーを務めるロバート・シュワルツマンは、7月13日、ムジェロ・サーキットにおいて、2021年型F1マシン、フェラーリSF21で走行する機会を得た。フェラーリは、今シーズン中の金曜プラクティス1にシュワルツマンを起用する予定だ。

 F1は若手ドライバーにF1マシンで走行する機会を与える目的で、全チームに1シーズン最低2回の金曜フリープラクティスで若手ドライバーを起用することを義務付けている。フェラーリは今年序盤の段階でシュワルツマンをFP1で走らせることを決めた。

 シュワルツマンは昨年までのF2ではロシアのライセンスでレースに出場してきたが、ロシアのウクライナ侵攻によってロシア国籍のドライバーの走行に制限が設けられることになった後、フェラーリは、シュワルツマンが生まれた国であるイスラエルのライセンスを使用して活動を続けることを明らかにした。

 フェラーリは当初の予定どおりシュワルツマンのFP1出場の準備を進めており、シュワルツマンは今週、今年2回目、キャリア8回目のF1マシンでのテストに臨み、一日のなかで合計130周を走りこんだ。フェラーリは、シュワルツマンは「この日、初めてイスラエルカラーを身にまとって」走行したと述べている。

 レギュレーションの下、各レースドライバーはシーズンのなかで最低1回は若手ドライバーにFP1の走行時間を譲らなければならない。シュワルツマンは早ければ次戦フランスGPの金曜、カルロス・サインツのF1-75に乗る可能性がある。

 フェラーリの関係者によると、チームはFP1に乗せる若手ドライバーを通常レギュラードライバーに課しているものと同じ走行プランで走らせて、週末の準備を進める予定だということだ。シュワルツマンのムジェロテストは非常に順調で、彼は8時間のなかで一度もミスをしなかったといわれている。

 フランスGPのFP1では、アルピーヌがテストドライバーのオスカー・ピアストリを起用してフェルナンド・アロンソのマシンに乗せる予定であると考えられている。ピアストリは2021年F2選手権のチャンピオンであり、ランキング2位がシュワルツマンだった。