7月14〜17日、東欧エストニアのタルトゥを拠点にWRC世界ラリー選手権2022年シーズン第7戦『ラリー・エストニア』が開催され、TOYOTA GAZOO Racing WRTのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が優勝した。前年の大会でWRC史上最年少優勝を果たした21歳の“フライング・フィン”が、連覇とともに今季5勝目をマークしたイベントの終了後、TOYOTA GAZOO Racingの豊田章男チームオーナー(トヨタ自動車社長)がコメントを発表している。

 トヨタの“ホームイベント”である次戦第8戦ラリー・フィンランドとともに、超高速グラベル(未舗装路)イベントとして知られるラリー・エストニア。不安定な天候による路面コンディションの変化が選手たちを襲うなか、TGR WRTは序盤からラリーを支配した。

 スーパーSS1本のみが行われた初日こそライバルチームに首位を譲ったが、2日目以降はトヨタ勢がステージを席巻し、トヨタGRヤリス・ラリー1は全24本のステージのうち、距離が短い1.66kmのスーパーSS2本を除く、22本のSSでステージ優勝を飾った。

 なかでも飛び抜けた速さを披露したのは、今戦でシーズン5勝目を挙げたロバンペラだ。彼は7SS連続でのステージ優勝を含む都合14本のSSで最速タイムを記録し、最終的に総合2位となったエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)を1分00秒9引き離して優勝を飾っている。

 そんなラリー・エストニアを終えた後に発表された、恒例のチームオーナーコメントは以下のとおりだ。

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豊田章男(チームオーナー)
カッレ、ヨンネ、“ケニアからの2連勝”、“今季5勝目”、“2年連続エストニア優勝”、おめでとう! カッレに“WRC史上最年少での初優勝おめでとう”と言ったのが昨年のエストニアでした。それからまだ1年しか経っていません。それなのに「おめでとう」を、もう7回も言わせてもらってます。これは私にとっても本当に幸せなこと…、…たくさんの勝利をありがとう!

エルフィンとスコット(・マーティン)は今季3度目の2位。今季は苦しいラリーもあったけど、ふたりの獲得したポイントは、チームにとって大きな意味があるものです。シーズン後半戦もよろしく頼みます。

(勝田)貴元にとって、エストニアは「何かが起きてしまう場所」だったかもしれません。でも今年は、シェイクダウンで、早めにそれを済ませてくれました(笑)。今回、アーロン(・ジョンストン)と一緒に戦い、完走できたことで、やっとエストニアの道と仲良くなれましたね。クルマをなおしてくれたメカニックたちに、私からも感謝を伝えたいと思います。メカニックのみんな、ありがとう。

エサペッカ(・ラッピ)とヤンネ(・フェルム)、次のラリー・フィンランドは、君たちのファンが大勢見守るホームラリーです。トヨタ車に乗って久しぶりにTGRチームから参戦するふたりのかっこいい姿を見せてあげてほしいと思っています。

今シーズンは全13戦。エストニアはちょうど折り返し地点でした。後半戦は我々のホーム“フィンランド”に始まり、ホーム“ジャパン”まで続きます。後半戦、私も楽しみでなりません。きっとファンの皆さまも同じように思っていただけていると思います。皆さまの想いに応えられるよう、ラトバラ代表以下、チームみんなで全力を尽くしていきたいと思います。引き続き、ご声援よろしくお願いいたします。