2022年F1第13戦ハンガリーGPの予選が行われ、メルセデスのジョージ・ラッセルが自身初となるポールポジションを獲得した。2番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)、3番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は16番手だった。

 ハンガリーGP2日目は初日から一転、雨模様の天候となった。現地時間午後1時から行われたFP3は、完全ウエット路面から雨が止んで、少しずつ乾いていくコンディションだった。セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)がセッション終盤にクラッシュを喫し、マシンにダメージを負っていたが、メカニックたちの懸命の作業で予選に間に合うことができた。

 予選開始時点の午後4時の時点で、気温21.8度、路面温度30.4度。上空には黒雲が垂れ込めているものの、路面はほぼドライ。Q1は全車ソフトタイヤで出て行った。まずはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が1分19秒020のトップタイム。さらに1分18秒792までタイムを上げた。セルジオ・ペレス(レッドブル)もコンマ3秒落ちの2番手につけた。

 ドライコンディションの初日に速さを見せたフェラーリは遅れてコースインしたが、ペースが伸びず。サインツ4番手、ルクレールは10番手。路面温度が初日より20度以上低く、レッドブルに比べタイヤが温まりにくいようだ。

 渋滞が起きやすいコース特性もあって、各車1セットのタイヤで周回を重ねながらタイムを更新していく展開。フェルスタッペンは1分18秒509までタイムを縮め、依然としてトップ。サインツが0.052秒差の2番手、ルクレールも3番手まで順位を上げた。

 終盤になっても、全20台がコース上でアタック。コースコンディションの改善代が大きいと、各チーム踏んでいるのか。ルイス・ハミルトン(メルセデス)が1分18秒374でトップタイム。ラッセル2番手、サインツ3番手、フェルスタッペン4番手、ランド・ノリス(マクラーレン)5番手、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)6番手、ダニエル・リカルド(マクラーレン)7番手、ルクレール8番手、エステバン・オコン(アルピーヌ)9番手、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)10番手。Q1落ちは角田、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、ベッテル、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)、ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)だった。

 角田は15番手ストロールから0.035秒差、ガスリーは自己ベストタイムが抹消されての19番手だった。アルファタウリは前戦フランスGPでは大幅アップデートで速さを取り戻したかに見えたが、今回は2台ともに終始グリップ不足を訴えていた。

 Q2最初のアタックでは、フェラーリ、メルセデス、ハースがユーズドタイヤを履いた。このセッションも、まずはフェルスタッペンがトップタイム。アロンソが0.2秒落ちの2番手につけた。ニュータイヤに履き替えたルクレールが2番手に上がり、3番手アロンソ、4番手サインツ、5番手ハミルトン、6番手ノリス、7番手ラッセル、8番手リカルド、9番手オコン、10番手ボッタスという結果だった。

「マグヌッセンにブロックされた」と訴えたペレスは、11番手でQ2敗退。周冠宇(アルファロメオ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ランス・ストロール(アストンマーティン)、ミック・シューマッハー(ハース)もQ3に進めなかった。

 Q3最初のアタックは、サインツが1分17秒505で暫定ポール。ラッセルがコンマ4秒遅れで2番手、3番手ルクレール、4番手ハミルトン、5番手にアロンソ、6番手ノリス。フェルスタッペンはターン2のブレーキングで大きくタイムロスを喫し、7番手に留まった。ちなみにメルセデスの2台は、中古ソフトでのアタックだった。

 最後のアタックは、全10台がニュータイヤを装着した。フェルスタッペンが、「パワーがない」と訴える。何度か復旧を試みるが、改善しない。その間にサインツが1分17秒421とタイムを縮め、勝負を決めたかと思われた。ところがラッセルが0.044秒上回る1分17秒377で、キャリア初のポールポジションを獲得した。

 3番手ルクレール、4番手ノリス、5番手オコン、6番手アロンソ、7番手ハミルトン、8番手ボッタス、9番手リカルド。結局フェルスタッペンはアタックができず、10番手に終わった。