2022年F1ハンガリーGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは10番グリッドから今季8勝目を挙げた。

 予選Q3でパワー関連のトラブルが発生し、10番手に終わった後、チームはフェルスタッペンのパワーユニットに新エレメントを入れることを決めた。ICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kの3基目、エキゾーストシステムの6基目が入れられたが、すべてシーズン中に使用が許される基数内であるため、ペナルティ対象ではない。

 ソフトタイヤスタートで、フェルスタッペンは序盤順調にポジションを上げ、5番手に浮上した後、1回目のピットストップを行った。21周目にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、カルロス・サインツ(フェラーリ)に続く4番手に。38周目にピットストップをした後、42周目にはルクレールをパスしたが、最後から2番目のコーナーで突然360度スピン、ルクレールに抜き返された。しかしフェルスタッペンはほとんどロスなくレースを続行、45周目にルクレールを抜いて3番手、サインツのピットストップで48周目に2番手に上がり、51周目にハミルトンのピットストップでトップに立ち、背後から脅かされることなく勝利を飾った。

 ポイントリーダーのフェルスタッペンは、ドライバーズ選手権において2位ルクレールとの差を80点に拡大した。

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=1位
10番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ミディアム

 10番手から優勝するなんて、クレイジーだよね。しかもここはオーバーテイクがとても難しいサーキットなのに。

 今日はすべての判断を正しく行い、何度かうまくアンダーカットを成功させた。全体的にチームとして素晴らしい仕事をしたと思う。僕にとってベストレースのひとつであることは間違いない。ちょっとした360度スピンはあったけどね!

 リードを築けていることもとてもうれしい。でももちろんこれからもプッシュして、もっと優勝する必要がある。

(レース後の会見で語り)この結果は誰も予想していなかった。ただ、レース前に、冷静に戦おうと話し合い、そのとおりのことをした。すべて正しい判断をしたよ。1周目は他のマシンに囲まれて大変な状況だったけれど、トラブルには巻き込まれなかった。その後、何度かオーバーテイクをし、正しいタイミングでピットに入り、正しいタイヤを装着した。シャルルがハードタイヤで苦しんでいたから、アタックしようと決めたけど、360度スピンをしてしまった。あれはちょっと不運だったけどね。でも冷静にポジションを取り戻して、ギャップを広げていった。

 実はハードタイヤでスタートする計画を立てていたが、ソフトタイヤでグリッドに向かった時にグリップに苦しんだから、「ハードタイヤでスタートするのはあり得ない」って言ったんだ。

 チームはハードタイヤスタートで戦略を立てていたのに、僕が「ソフトにしよう」と言ったわけだ。うまくいったのはチームのおかげだよ。自分たちの仕事にとても満足している。ハードタイヤはかなり厄介だった。それはシャルルを見れば分かるよね。ソフトでスタートすると決めた後には、(ハードタイヤのことは)全く検討しなかった。良い選択をすることは簡単なことではない。でも僕たちチームには優れたスタッフが大勢揃っている。今日は戦略担当のハンナ(・シュミッツ)がものすごく冷静に対処してくれた。彼女はとても優秀だ。