メルセデスF1チームのルイス・ハミルトンが、NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)のチーム、デンバー・ブロンコスの新オーナーグループの一員になったことがわかった。

 新たにデンバー・ブロンコスのオーナーとなる投資家組織を率いるのは、77歳の富豪でアメリカの小売りチェーン大手ウォルマートの創業家のロブ・ウォルトン。デンバー・ブロンコスを長く所有していたパット・ボウレンが2019年に亡くなり、今年6月、ウォルトンらはチームを46億5000万ドル(約6238億円)で買収することで合意した。スポーツフランチャイズとしては史上最高の取引額であり、この契約はNFLによって承認を受けることになる。

 新オーナーグループは、チームをスーパーボウルの栄光へと導くために、成功を収めた経験を持つ人々を投資家としてグループに加え、彼らの経験を役立てようとしている。7月には、元アメリカ国務長官コンドリーザ・ライスがグループに加わったことが発表されている。

 8月2日、ブロンコスはウォルトンを筆頭とする新投資家グループにハミルトンが加わったことを正式に発表した。ウォルトンは、オーナーグループを代表して発表した声明のなかで、「我々は7度のF1世界チャンピオンであるサー・ルイス・ハミルトンをオーナーグループに迎えることを喜ばしく思っている」と述べている。

「彼は、チャンピオン争いを経験し、勝つ力を持つチームを率いるためには何が必要かを知っている。また、彼が参戦するスポーツを含む世界の平等を熱心に提唱している人物だ」

「ルイスは、100回以上のレース優勝を飾り、史上最も成功したF1ドライバーとみなされている。彼のたくましい精神と卓越性は、オーナーグループとブロンコスの組織における財産となるだろう」

 デンバー・ブロンコスの本拠地があるコロラド州に家を所有するハミルトンは、ソーシャルメディアを通してこの件についてコメントを発表した。

「素晴らしいオーナーグループに加わり、ブロンコスの歴史の一部となることに興奮している! 世界クラスのチームと仕事をし、すべてのスポーツにおけるより多様なリーダーシップの価値を示す模範としての役目を務めるのは光栄なことだ」

 ハミルトンは、ブロンコスのクォーターバックであるラッセル・ウィルソンと親交が深く、ウィルソンは2018年のカナダGPにハミルトンのゲストとして来場、今年のモナコGPにも姿を見せていた。