WEC世界耐久選手権に出場しているベルギーのチームWRTは8月11日、9月の第5戦富士6時間レースにおけるドライバーとして、ドリス・ファントールを起用すると発表した。ファントールはロビン・フラインス、ショーン・ゲラエルとともに、31号車オレカ07・ギブソンを駆ってLMP2クラスに参戦する。

 9月9〜11日に静岡県の富士スピードウェイで行われるWEC第5戦の日程は、DTMドイツ・ツーリングカー選手権のスパ・フランコルシャン戦とバッティングしている。31号車のレギュラードライバーであるレネ・ラストはDTMへの出場を優先、WECは欠場となることが、暫定エントリーリストにより明らかとなっていた。

 代役となるベルギー人のファントールは、ラストと同じくアウディのファクトリードライバーを務めており、これまでGT3を中心に活躍。2022年はニュルブルクリンク24時間レースを制したほか、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ/スプリント・カップの現ポイントリーダーでもある。

 ファントールは、2016年のELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズへのスポット参戦、そして今年のル・マン24時間レース参戦に続き、LMP2クラスのレースに出場することになる。

 過去2回のLMP2参戦は、いずれもWRTからエントリーしたものだった。2016年のELMSには、リジェJS P2・ジャッドで、兄のローレンス・ファントール、現在WECにJOTAから参戦しているウィル・スティーブンスとともに参戦した。

 2022年第3戦のル・マンでは、WRTが追加エントリーした32号車を、同じくGT3ドライバーのミルコ・ボルトロッティ、ロルフ・イネイシェンとともにドライブし、クラス11位/総合15位でフィニッシュしている。

 ラストのほか、ニコ・ミューラー、そしてニック・キャシディが、DTMとのバッティングにより富士6時間レースを欠場することになっている。

 AFコルセの54号車フェラーリ488GTE Evoでは、キャシディの代役をダビデ・リゴンが務めることが明らかになっているが、ベクター・スポーツの10号車オレカでのミューラーの代役については、まだ明らかになっていない。