2022年F1第14戦ベルギーGPの予選が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が最速タイムを記録した。2番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)、3番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は19番手だった。

 予選直前に行われたポルシェカップの予選中のクラッシュで、ターン12ファーニュのバリアが破損。その修理のためにQ1は25分遅れ、現地時間午後4時25分から始まった。その時点の天候は薄曇り、気温は15度とかなり低く、路面温度も21度に留まっている。

 エンジン全開率70%前後のパワーサーキットということもあって、フェルスタッペンやシャルル・ルクレール(フェラーリ)、ランド・ノリス(マクラーレン)ら計7人がパワーユニットの一部、ギヤボックス、あるいはそれらすべてを交換した。そのうちバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)以外は通常ならグリッド最後尾降格のペナルティだったが、この予選の順位次第で15番手から最後尾までのグリッドが決まる。

 Q1最初のアタックではフェルスタッペンが、まず1分44秒581でトップに立った。0.469秒落ちでサインツ、3、4番手にペレス、ルクレールが続いた。この上位4人以外の16台が、2セット目のアタックに出て行った。メルセデスの2台が上位に進み、ジョージ・ラッセルが5番手。しかしアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)がルイス・ハミルトンをコンマ06秒しのぎ、6番手に躍進した。8番手ノリス、9番手エステバン・オコン(アルピーヌ)、10番手フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)。ピエール・ガスリー(アルファタウリ)は12番手でQ2に進んだが、角田はコースオフを喫し、19番手に終わった。

 Q2では中古ソフトで出て行ったフェルスタッペンが、新品でのQ1最速タイムと遜色ない1分44秒723という驚異的なタイムでQ1に続くトップ。ニュータイヤのペレスが0.071秒差で2番手につけた。3番手サインツ、4番手オコン、5番手ノリス。ルクレールは「低速コーナーでものすごくマシンが跳ねる」と訴え、6番手が精いっぱいだ。メルセデス勢もラッセル8番手、ハミルトン10番手と、今ひとつ精彩に欠ける。

 4番手ルクレール以下が2セット目のアタック。ルクレールはニュータイヤに履き替え、1分44秒551でトップに立った。2番手フェルスタッペン、3番手ペレス、4番手サインツ。ハミルトン、ラッセルは5、6番手まで順位を上げた。オコン7番手、アロンソはオコンのスリップストリームを使って8番手。9番手ノリス、そして20人のドライバー中唯一予選トップ10の結果を出せていなかったアルボンが、ついにQ3に進出した。

 Q2落ちはダニエル・リカルド(マクラーレン)、ガスリー、周冠宇(アルファロメオ)、ランス・ストロール(アストンマーティン)、ミック・シューマッハー(ハース)だった。

 Q3で新品ソフトでアタックに出て行ったルクレールが、「このタイヤは何だ」と、無線で問いただした。チームからの返答は、「申しわけない。間違いだ」。グリッド降格が決まっているため、ニュータイヤはレースにとっておくつもりが、間違って履かせてしまったのだった。

 1セット目のアタックでフェルスタッペンが1分43秒665の最速タイムを叩き出し、サインツ、ペレスが2、3番手に続いた。4番手にルクレール。ただしフェルスタッペン、ルクレールはグリッド降格のため、サインツ、ペレスが実質的にポールポジションを争うことになる。

 フェルスタッペン、ノリスはここでコクピットを降り、2セット目のアタックは8台で行われた。サインツはルクレールのスリップを使おうとしたが、コースオフするなどしてタイム更新できず。しかしそれ以上にペレスのペースが伸びず、サインツは自身2度目となる先頭からのスタートが確定した。

 4番手ルクレール、5番手オコン、6番手アロンソ、7番手ハミルトン、8番手ラッセル、9番手アルボン、10番手ノリスという順位。このうちフェルスタッペン、ルクレール、オコン、ノリスがグリッド降格となるため、フロントロウはサインツとペレス、3番手アロンソ、4番手ハミルトン、5番手ラッセル、6番手アルボン、そして7番手リカルド、8番手ガスリー、9番手ストロール、10番手ベッテル、角田は13番手というグリッド順になる予定だ。