IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のDPiクラスに参戦しているウェイン・テイラー・レーシング(WTR)は8月30日、10月1日にジョージア州ロード・アトランタで行われるシーズン最終戦『モチュール・プチ・ル・マン』での3人目のドライバーとして、ブレンドン・ハートレーを起用すると発表した。

 元F1ドライバーで、現在はWEC世界耐久選手権のハイパーカークラスに参戦するトヨタGAZOO Racingの一員でもあるニュージーランド人のハートレーは、レギュラードライバーのリッキー・テイラー、フィリペ・アルバカーキとともにWTRの10号車アキュラARX-05をドライブすることになる。

 今季ここまで4勝を挙げて僅差のランキング首位に立っているテイラーとアルバカーキは、DPi時代最後の王者を決する非常に重要な10時間レースに向け、ハートレーという強力な助っ人を得ることになる。

 シーズン当初、プチ・ル・マンを含むミシュラン・エンデュランス・カップのドライバーとして発表されていたウィル・スティーブンスは最終戦には出場しないものの、WTRとは来季に導入されるLMDh車両『アキュラARX-06』のテストと開発に関する契約を結んでいるものと見られる。

 ハートレーにとっては、これが4度目のプチ・ル・マン参戦となる。最後の参戦は、DPi初年度にエクストリーム・スピード・モータースポーツ(テキーラ・パトロン・ESM)のニッサン・オンロークDPi陣営のラインアップに加わり優勝した2017年である。

「プチ・ル・マンにウェイン・テイラー・レーシングから参戦できることを、とても嬉しく思っている」とハートレーはコメントしている。

「過去にはライバルとして何度も対戦しているチームだけど、彼らがレースと選手権の勝ち方を知っていることは明白だ」

「数週間前にウェインから電話があったとき、僕はそのチャンスにすぐさま飛びついた。とくに、リッキーとフィリペがチームメイトであることが大きい」

「プチ・ル・マンは何度か走ったことがあるし、僕にとっては2012年にアメリカでの耐久レースデビューを果たした特別なレースでもある。タフな、昔ながらのサーキットであり、どのドライバーも大好きなコースだ」

「WTRがタイトル争いの真っ只中にいることはよく理解しているし、その分プレッシャーもあるけど、気合いが入っているよ。エンジニアやチームメイトとはすでにコミュニケーションを取っているし、僕が素早くマシンのスピードに慣れるために必要な情報は、すべて与えてもらっている」

 チームオーナーのウェイン・テイラーは、「ブレンドンと私は数年前から連絡を取り合っていて、一緒に仕事をすべき機会をうかがっていたんだ」と明かす。

「彼はとても才能があるし、彼は我々のミッションに模範的な何かをもたらしてくれる。ル・マン、F1、WECでの彼の実績が、それを物語っている。

「同様に重要なことは、彼はリッキーとフィリペの良きチームメイトとなることであり、我々のチームにとってぴったりの存在である、ということだ」

 アルバカーキとリッキー・テイラーは現在、同じアキュラ陣営であるメイヤー・シャンク・レーシングのトム・ブロンクビスト&オリバー・ジャービス組に19ポイントの僅差で選手権のリードを保っている。