9月4日、2022年FIA F2の第12戦ザントフォールトのフィーチャーレース(決勝レース2)が開催され、フェリペ・ドルゴヴィッチ(MPモータースポーツ)が今季5勝目を飾った。2位にリチャード・フェルシュフォー(トライデント)、3位は岩佐歩夢(ダムス)が今季5回目の表彰台を獲得している。

 チャンピオンシップをほぼ手中にいれる勝利を手に入れたドルゴヴィッチは、チームの母国であるオランダで勝利を挙げたことについて喜びをあらわにした。

「仕事をやり遂げ、ポールポジションからの優勝を、チームのホームレースで達成したことはとても素晴らしい。だからすごくうれしいね。マシンは最高だったし、リスクも冒さずに完璧な判断ができた」

「昨日(3日に行われた決勝レース1を)でもわかるとおり、このザントフォールトはオーバーテイクがとても難しい。ターン1では少しプレッシャーもあって、ライバルもアタックしてきたが、大丈夫だった。ソフトタイヤでのマシンは理想的ではなかったけど、ハードタイヤのペースはとても良かった。ただあの(セーフティカー中に起きた追突)アクシデントのあとは、マシンをゴールまで運ぶのが大変だったね」

「(次戦モンツァでの王座獲得の可能性について問われて)考えないようにしている。今取り組んでいることを続けることができれば、タイトルは獲得できると思う。今はただ、もっと勝てるように頑張るしかない状況だ。モナコ以来の優勝ということで、この勝利をずっと待っていた、勝利と手にするまでいい気分ではなかったね。モナコ以来、2位は何度もあった。けど優勝は一度もなかった。だから今ここにいることがとてもうれしい。あとはプッシュし続けるだけだ」

 2位フィニッシュしたがセーフティカー中に前を走っていたジャック・ドゥーハン(ビルトゥジ・レーシング)に追突しリタイアさせてしまったフェルシュフォーは開口一番「彼に申し訳ない」とコメントした。

「みんな加速していると思ったら、減速してしまって……タイヤをロックさせてしまったけれど、避けられなかった。2位でフィニッシュしたいとは思っていなかったし、とにかくウイング本体にはダメージがなかったと思う」

「最終コーナーはバンクしているから、前のクルマが見えず。前の2台が加速し始めたら突然ブレーキがかかって、僕は近づきすぎてしまった。リスタートがうまくいったと思ったら、再びみんなブレーキをかけたので、今度はそのまま彼にぶつかってしまったんだ」

「(スタートタイヤを長持ちさせた戦略について)正直なところ、僕もフェリペと同じくソフトタイヤではいいフィーリングが得られなかったけど、ハードタイヤではとても良かった。もっと長く走らなければならないというチームを信じて、プッシュし続けた。デニス・ハウガー(プレマ・レーシング)が僕の前に出てきたときには、すぐに抜きたかった。でもチームが、ペースがいいからステイアウトを指示したので、僕は今やっていることをそのまま続けた。最終的には、ピットストップもうまくいってよかったよ」

「スパでは5位と4位だったように、今はコンスタントに成績を残せるようになったことが嬉しいね。今回は7位と2位、シーズン中盤はそれが足りなかった。だから、この調子で残りのシーズンも頑張るよ」

 岩佐は厳しいレースを想定し入念に準備を重ねて挑んだと語る。

「去年のFIA F3もそうでしたが、ここは体力勝負のレースです。ですが、かなりトレーニングを積んでいたので、事前に予想されていたほどハードではありませんでした。昨日のスプリントレースでも速くて、フィーチャーレースでも良いスピードをキープできたので、結果にも満足しています」

「アクシデントやセーフティーカーもあり、かなり厳しいレースになるのではと思っていました。ハードタイヤからソフトタイヤの戦略も考えていたのですが、ソフトタイヤからハードタイヤの方が確実に良かったと思います」

「昨日は最終セクターのターン12、13でうまくついていけました。ですが、正直言って今日のマシンは昨日ほど強くありませんでした。追いつくのが難しく、クルマのバランスはあまり良くありませんでした。だからターン1でのオーバーテイクには苦労しました。でも全体的なペースは後ろのデニス(・ハウガー/プレマ・レーシング)に比べればかなり良かったです。ただ、昨日よりも難しいレースでした」