9月5日、FIM世界耐久選手権(EWC)に参戦しているF.C.C. TSR Honda France(F.C.C. TSRホンダ・フランス)は、8月に行われた鈴鹿8耐で重傷を負ったジノ・レイ(ジーノ・リア)が日本の病院を退院し、母国のイギリスでリハビリを受けるために、帰国したと発表した。

 三重県の鈴鹿サーキットで8月6日に開催された、2022年の鈴鹿8耐の計時予選前に行われた8耐フリープラクティス中に日立Astemoシケインで転倒を喫し、ドクターヘリで四日市市内にある三重県立総合医療センターの病院に搬送されるというアクシデントが発生した。

 ジノ・レイは重体で病院に搬送後、意識不明の状態が続いていたと伝えられた。びまん性軸索損傷・第2頚椎横突孔骨折・左椎骨動脈閉塞疑いによって、当初48時間が危険な状態だとされていたが、なんとか持ちこたえ、乗り越えることができたものの、予断を許さない状況が続いていたとチームが発表した。

 約2週間後の8月19日には、危険な状況から回復を見せ人工呼吸器から離脱したとチームが新たにリリースを出した。そこからは順調に回復して、家族の介助を受けながら、車椅子や歩行器などにより病院内を移動できるまでに回復。そして、転倒から約一カ月後の9月5日の早朝に退院し、母国のイギリスでより効果的なリハビリを受けるために帰国した。ここから母国で一層大変なリハビリを受けることとなるが、彼のさらなる回復を願うばかりだ。

 なお、9月17〜18日にフランスのポール・リカール・サーキットで行われるEWCの最終戦となる第4戦ボルドール24時間は、アラン・テシェがジノ・レイの代役を務めることが発表された。テシェはF.C.C. TSR Honda FranceのEWC参戦初年度となる2016年から2017-2018シーズンのEWCチャンピオンを獲得するまで戦っていたフランス人ライダーだ。

 現在ランキングトップのヨシムラSERT Motulに続き、24ポイント差でランキング2位に付けているF.C.C. TSR Honda Franceは、アラン・テシェ、ジョシュ・フック、マイク・ディメリオの3人で王座奪還に挑む。