アルファロメオF1のチーム代表であるフレデリック・バスールは、周冠宇のF1における今後について決定するにあたって、チームは急いではいないが、決定は今月末までに下されることになりそうだと述べている。

 今シーズン周が入賞できたのはバーレーンGPとカナダGPの2回しかない。全体的に立派なレースをしているが、何度か信頼性の問題に足を引っ張られた。また周はベテランのチームメイトのバルテリ・ボッタスに遅れをとっているが、それは予想外のことではなかった。だがバスールは、周を評価するのは「ペースのことだけではない」と主張している。

「F1で学ぶべきことは多くある。以前のF2やF3とは大きく異なるプレッシャーがあるし、この世界を理解していかなければならない」と先週末ザントフォールトでバスールは説明した。

「そして周はそれを完璧にやった。彼はまた、チームでみんなと非常によく協力している。全力で取り組んでいるし、よい仕事をしている。まもなく決定が下される時が来るだろう」

 またバスールは、アルファロメオの決断は、今後の数レースにおける周のパフォーマンスによって下されることはないと明言した。

「(周が)決定までに何かをしなければならないのではない。決定は長いプロセスを経ている。チームはよいシーズンを過ごしており、周は素晴らしい仕事をしている」

「だが先ほど前に決めたと言ったとおり、9月末までには決定を下す。この件には冷静にならなければいけない」

 2022年のアルファロメオの実績に目を向けると、力強いシーズンスタートを切ったものの、チームとボッタスはこの6戦でポイントを獲得できていない。バスールはポイントを獲れていないことを認め、C42の信頼性の低さを指摘した。それだけでなく、皮肉を込めてニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)も要因であると語った。

「DNFがあったが、DNFは幸運とも不運とも何の関係もない。技術的な問題や、エンジントラブルや、時にはラティフィが問題だった。正直に言えばね。運のなさとは関係がない」

「ペースの点では、シーズン序盤と比較すると落ちていると思うが、自分たちにトップチームのような予算がないことと、彼らがやっているようにマシンを開発することができないだろうことはよく分かっている」

「だが我々は今も、ポイントを獲得できる優れたグループに入っている」

「スパでは予選ではいい順位につけた。決勝ではDNFがあったが。我々はパフォーマンスを発揮していると思うが、グリッド上で6番手や7番手から18番手の間は非常に拮抗していて、何が起きてもおかしくはない。チャンスが来たらそれを掴まなければならないだろう。それはいつも同じことだ」