アルファタウリの角田裕毅は、3連戦の最後のレースとなる今週末の2022年F1第16戦イタリアGPに向け、イモラに続いてチームのもうひとつのホームレースであるモンツァを楽しみにしていると語った。

 前戦オランダでは、予選直前のセットアップ変更が功を奏したこともあり、角田はQ3に進んで9番グリッドを獲得した。しかしレースでは、2回目のタイヤ交換直後にディファレンシャルのトラブルに見舞われリタイアに終わった。

「ザントフォールトでは、予選に間に合うようにマシンを改善するためチームが素晴らしい仕事をしてくれましたが、レースでは物事は順調にいきませんでした。ディファレンシャルの問題が出たために、リタイアしなければなりませんでした。今はリセットしてモンツァに集中しています。チームにとって特別なレースですからね」

 チームメイトのピエール・ガスリーも入賞にはあと一歩届かず、11位でレースを終えた。

「ザントフォールトは厳しい週末だった。予選ではマシンに進歩があったが、レースではいつものライバルたちと戦うためのペースがなかった。特にスタート時に順位を落としてトラフィックのなかを走行してからはね。それでも有益な教訓を学ぶことができたので、僕たちのホームレースである、ヨーロッパ最後のレースにポジティブな気持ちで臨むよ」

 今週末のイタリアGPは、アルファタウリにとってのホームレースだ。モンツァでの優勝経験を持つガスリーは、常にチャンスは存在し、ポテンシャルを最大限に発揮しなければならないと意気込みを語った。

「モンツァは僕の自宅から近いし、僕のこれからのキャリアにおいて、このレースはいつも本当に特別なものであり続けるだろう。あそこへ行く時には、チーム全体にとってホームレースだからということだけではなく、何か特別な感じがする。チーム全員にとって、あそこのエネルギーと雰囲気は素晴らしいものだ」

「ポイントを追いかけるという意欲とメンタリティを持ってコースに行かなければならない。僕たちのマシンにとって簡単だろうが難しかろうが、常にチャンスはあるものだし、自分たちのポテンシャルを最大限に発揮しなければならない。いい仕事をすれば、それをいい結果に変えることができる。ポジティブな姿勢を保ち、先を見ないといけない」

「シーズンの序盤から見てきたことだけど、この新しいマシンは、ある状況では物事が楽になったり、別の状況ではトリッキーになったりする。でも全体的にはオーバーテイクは簡単になっているから、モンツァでもそうならない理由はないと思う。先頭集団のマシンに近づくことはできるだろうけれど、スリップストリームの効果は少なくなるから、レース展開がどうなるか興味深い。僕はモンツァで10番グリッドから優勝したんだ。このことはF1では何が起きても不思議ではないということを示しているよ!」

 一方角田は、昨年のイタリアGPではレースをスタートできなかった。今季は5回の戒告処分を受けたため10グリッド降格ペナルティを受けることが決まっているが、チームにとってもうひとつのホームレースであるモンツァでの初レースを楽しみにしているとコメントした。

「昨年のイタリアGPで、僕はスタートできませんでした。だから実際にはモンツァでの本物のF1グランプリに出たことがないことになります。ですから、イモラに続いてもうひとつの僕たちのホームトラックでレースができることを心から楽しみにしています。僕は興奮していますし、チームもそうだと知っています」

「この週末に向けて僕たちには高いモチベーションがあります。今の時点ではマシンとコースの相性がいいかどうかは分かりませんが、いつものようにできる限りのパフォーマンスをマシンから引き出していきます。スリップストリームはこの高速トラックでは重要な要素です。新しいマシンでは、過去に比べてその効果は少なくなるでしょう。今ではコーナーで他のマシンにより接近し、追いかけることができるからです。オーバーテイクも可能なはずですが、DRSを狙う車列に阻まれるかもしれません」

「予選では誰もがトウを利用しようとするでしょう。あのトリッキーな状況にどう対処するかが、予選で上位に出るカギになるかもしれません。もちろん僕たちはこのレースで(5回の戒告による)ペナルティを消化することになりますが、僕はこのコースが好きですし、レースがどうなるか見てみたいと思います」