2022年F1第16戦イタリアGPの予選が行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がポールポジションを獲得した。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は15番手だった。

 イタリアGPの2日目の朝、ウイリアムズは体調不良のアレクサンダー・アルボンに代えて、リザーブドライバーのニック・デ・フリースをFP3から予選、レースまで起用することを発表した。アルボンはその後虫垂炎と診断され手術を受けたが、次戦シンガポールGPまでには復帰できるはずだ。デ・フリースにとっては、思わぬ形のF1レースデビューとなった。

 この週末はパワーユニット交換やペナルティによりグリッド降格となるドライバーが続出。現時点で9人を数えている。予選直前のFP3で2番手ルクレールにコンマ3秒以上の大差をつけたフェルスタッペンの5グリッド降格を始め、上位勢だけでもセルジオ・ペレス(レッドブル)、サインツ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がおり、普通に考えればルクレールが最前列からレースをスタートできる可能性は高い。

 現地時間午後4時に始まった18分間のQ1は快晴、気温27.6度、路面温度40.4度というコンディション。予選中の降水確率は、0%だ。

 同じくグリッド降格が決まっている角田が、まずは1分22秒762のトップタイム。ただしFP3でハードタイヤで出した自己ベストより遅い。レッドブルの2台が次々にそのタイムをしのぎ、さらにルクレール、サインツが1-2を独占し、大歓声が上がる。後方ではニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)とデ・フリースが、100分の1秒単位の熾烈なチームメイトバトルを繰り広げている。早々に2セット目のソフトタイヤを履いた角田が、5番手に順位を上げた。

 フェルスタッペンが4周走ったソフトで1分20秒922を叩き出し、2番手ルクレールに0.358秒の大差をつけた。上位陣は、これで勝負あったという感じだ。ペレスまでの上位4人と6番手の角田以外の15人が、2度目のアタックに出て行く。

 Q1のトップ6は、フェルスタッペン、ルクレール、サインツ、ペレス、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、そして周冠宇(アルファロメオ)。アルファタウリ勢はピエール・ガスリー7番手、角田8番手だった。ラティフィが16番手でQ1落ちを喫したのに対し、デ・フリースは0.02秒差の15番手でQ2進出を果たした。他にはセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)、ランス・ストロール(アストンマーティン)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ミック・シューマッハー(ハース)がQ2に進めなかった。

 Q2は真っ先にレッドブルの2台が、ペレス、フェルスタッペンの順で出て行った。フェラーリ勢はサインツ、ルクレール、メルセデスはハミルトン、ラッセルの順番。スリップストリームでチームメイトを引っ張ることが一応の目的のようだが、今季のマシンはスリップが効きにくいのも事実だ。ルクレールはターン1のブレーキングで挙動を乱し、トップタイムのサインツにコンマ3秒差をつけられた。

 フェラーリ、レッドブルの上位4台は2セット目のタイヤを履かず。角田も1周も走らないままマシンから降りた。10台で行われた最後のアタックでは、マクラーレンの2台が大きく順位を上げた。

 Q2では首位ルクレール以下、サインツ、フェルスタッペン、ペレス、ハミルトン、ラッセル、ランド・ノリス(マクラーレン)、ダニエル・リカルド(マクラーレン)と、トップ8はきれいにチーム順に並んだ。フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)9番手、ガスリー10番手。Q2落ちはエステバン・オコン(アルピーヌ)、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、デ・フリース、周、角田。ガスリーのQ3進出は、第11戦オーストリアGP以来5戦ぶりだった。

 Q3最初のアタックでは、サインツが1分20秒584で最速。以下ルクレール、フェルスタッペン、ペレス、ラッセル、ノリス、ハミルトン、リカルド、ガスリーの順。アロンソはガレージに留まった。

 残り3分を切って、全10台がソフトのニュータイヤで最後のアタックに出て行く。暫定ポールのサインツのペースが伸びない。ルクレールが1分20秒161でトップに立った。フェルスタッペンがセクター2最速で激しく追い上げるが、セクター3で及ばず、0.145秒という予想以上の大差をつけられ、2番手に終わった。3番手サインツ、4番手ペレス、5番手ハミルトン、6番手ラッセル、7番手ノリス、8番手リカルド、9番手ガスリー、10番手アロンソだった。

 ルクレールはライバルたちのグリッド降格の助けを借りずに、実力で今季8回目のポールポジションを獲得した。