DTMドイツ・ツーリングカー選手権第6ラウンドはベルギーのスパ・フランコルシャンで9月10日に第11戦/レース1、9月11日に第12戦/レース2の決勝レースが行われ、レース1はデニス・オルセン(SSRパフォーマンス/ポルシェ911 GT3 R)がポールポジションから初優勝。レース2はニック・キャシディ(レッドブル・アルファタウリ・AFコルセ/フェラーリ488 GT3)がこちらも初優勝を飾った。

 ニュルブルクリンクで開催された第5ラウンドから、舞台をスパ・フランコルシャンでの第6ラウンドに移した2022年のDTM。9月10日の第11戦/レース1では、午前の予選で2分30秒488を記録したオルセンがポールポジションを獲得。レースでもそのまま逃げ切り、自身にとってDTMでの初優勝を飾った。

 2位はディフェンディングチャンピオンで、4番手からスタートしたマキシミリアン・ゲーツ(メルセデスAMG・チーム・ウインワード・レーシング/メルセデスAMG GT3)で、3位は予選2番手につけるも1周目のスピンで一時9番手まで後退したトーマス・プライニング(クース・チーム・ベルンハルト/ポルシェ911 GT3 R)となった。

「とても、とてもハッピーだよ! 僕たちはこの一年、この結果を残すためにハードワークしてきた。最初はすごく大変だった」とオルセン。ノリスリンク、ニュルブルクリンクと連続で2位を獲得しており、「ノリスリンクからすごく良い傾向があったからね。確実に良い傾向にあった。そしてついに優勝を掴んだんだ。最高の気持ちだね」と喜んだ。

 9月11日の第12戦/レース2は、予選でレネ・ラスト(チーム・アプト/アウディR8 LMS)がポールポジションを獲得するも、シェルドン・ファン・デル・リンデ(シューベルト・モータースポーツ/BMW M4 GT3)がラストをパス。さらに3番手スタートのキャシディもラストとバトルを展開する。

 ラストとキャシディはオー・ルージュからケメルストレートまでサイド・バイ・サイドとなる激しいバトルを展開するが、この直前のストレートで接触。最終的にキャシディが先行するが、ラストはこの接触でペナルティを課され、さらに終盤には左リヤタイヤにダメージを負いストップ。これでフルコースイエローが導入された。

 一方、トップに立っていたシェルドン・ファン・デル・リンデだが、ピットイン時に左フロントタイヤの交換に時間を要し、終盤にはキャシディが先行。ラストのストップによるフルコースイエローは残り1周で解除されるが、ファン・デル・リンデの猛攻を耐えたキャシディがDTM初優勝を飾った。2位はファン・デル・リンデ、プライニングは2戦連続の3位となった。

「本当に素晴らしい気分だよ! DTMで勝つことは長い間僕のリストの中にあった目標だ。レネとのバトルはすごくハードだったし、シェルドンとのコールドタイヤでのバトルも同様だった。でも失うものは何もないからね。絶対に勝ちたいと思っていたんだ」とキャシディは喜びを語った。

 ファン・デル・リンデは第12戦での2位で130ポイントを重ね、シリーズランキング首位をキープ。第12戦で4位となったルーカス・アウアー(メルセデスAMG・チーム・ウインワード・レーシング/メルセデスAMG GT3)が32ポイント差で続いている。