ニコ・ヒュルケンベルグは、2023年のF1に復帰するかもしれない。ドイツでの報道によると、アストンマーティンのリザーブドライバーを務めるヒュルケンベルグは、ハースでミック・シューマッハーの後任候補となっているという。

 シューマッハーの成績は夏の間に改善を見せたが、2023年シーズンも彼を残留させることをチームに納得させるには不十分と思われる。また、シューマッハーは今年末でフェラーリ・ドライバー・アカデミーを離脱する予定だ。そのためシューマッハーは2021年にF1に昇格して以来、フェラーリエンジンを使用するハースで享受してきた支援の支柱を失うことになる。

 アルピーヌとウイリアムズは両チームとも2023年に空いたシートがあるが、ウイリアムズは多くの候補者を抱えているため、シューマッハーはマクラーレンを離れるダニエル・リカルドを筆頭に厳しい競争を強いられている。

 先週末のザントフォールトで、ハースF1のチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、来年のケビン・マグヌッセンのチームメイトとなる後任ドライバーを指名することは急いでいないと語った。しかし『Auto Motor und Sport』によると、F1の“スーパーサブ”であるヒュルケンベルグは、シューマッハーの後任としてハースのリストのトップにいるということだ。

 経験豊富な35歳のヒュルケンベルグが最後にフルタイムのF1シーズンを過ごしたのは、2019年のルノーでのことだ。2020年には、新型コロナウイルスに感染した当時レーシングポイントのセルジオ・ペレスとランス・ストロールの代役として3戦に出場した。

 今年、アストンマーティンに留まったヒュルケンベルグは、新型コロナウイルス陽性となったセバスチャン・ベッテルの代役として招集され、シーズン開幕2戦のバーレーンGPとサウジアラビアGPに出場した。アストンマーティンで走行した後にヒュルケンベルクは、もしいいチャンスがあれば、今もF1フル参戦への意気込みがあると語った。

 一方でヒュルケンベルグは、表彰台未登壇出走数181回という、あまり好ましくない記録も持っている。