フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は、2022年シーズン限りでの引退を発表したセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)について「F1における偉大なライバルのひとり」と語り、彼に賛辞を送った。

 2022年F1第13戦ハンガリーGP直前、ベッテルは2022年末をもってF1から引退することを発表した。2007年にBMWザウバーからF1にデビューしたベッテルは、その後スクーデリア・トロロッソ、レッドブル、フェラーリと渡り歩き、今季アストンマーティンでそのキャリアを閉じることになる。

 スペインの『マルカ』によると、彼の引退発表直後に取材に応じたアロンソは、ベッテルについて「長年をともに過ごし、サーキットで良い戦いをしてきた彼がいなくなるのは寂しい」と語った。

「彼のチャンピオンシップのことはみんなが知っているし、僕も何らかのかたちで関わってきた。素晴らしい価値観と家族を持った、偉大なチャンピオンであり偉大な男だった」

 このアロンソの言葉にもあるとおり、長年に渡りF1の第一線で戦ってきたベッテルのキャリアは、常にアロンソとの関係に彩られてきた。

 ベッテルは2008年のF1第14戦イタリアGPで、史上最年少記録を塗り替えてのF1初優勝を達成。そして、当時この記録を保有していたのがアロンソだった。ふたりはその後ライバル関係となって一時代を築き、ベッテルが2010年から2013年にかけてドライバーズチャンピオンシップ4連覇を果たした際には、2012年をのぞく3年でアロンソがランキング2位に入った。

 さらに、アロンソがフェラーリを離れた際にはベッテルがその後を受け継ぎ、来季からはベッテルが残したアストンマーティンのシートにアロンソが収まることになる。ふたりがチームメイトとなることはなかったが、アロンソはベッテルを「偉大なライバル」と表現し、彼の引退に華を添えた。

「僕のキャリア初期におけるミハエル・シューマッハーや、(ルイス・)ハミルトンと並んで、長年ともにチャンピオンシップを争ったF1における偉大なライバルのひとりだ。彼は最も貴重で最高の相手であり続けた」