2022年F1シンガポールGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は10番手だった。

 ウエットから路面が乾いていくコンディションのなか、Q3では大部分のドライバーが最初からソフトタイヤに履き替えてアタックした。そのなかで角田はインターミディエイトで最初のランを走り、序盤は上位につけていたが、徐々にポジションを落とし、セッション終盤の2回目のランはソフトタイヤに履き替えた。自己ベストタイムを大幅に更新した角田だったが、他ドライバーたちには届かず、10番手という結果になった。

 テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは、角田の一日を次のように振り返った。

「裕毅に関しては、Q3最初のランをインターミディエイトタイヤで送り出し、様子を見たいと思った。それによって彼は終盤にドライタイヤで走る時間が少なくなった。最後にあと1周走れれば、もっと良いタイムを出すことができたかもしれない。だが、こういう難しいセッションでは、時にはこういうことが起こる」

「レースに目を向けると、金曜のドライでのペースは予想していたほど良くはなかったが、その後、マシンを改善してきたし、複雑なコンディションになれば問題はないだろう。そういうコンディションになった場合、3つのタイプのタイヤをうまく使いこなす必要がある。それによって状況に変化が生じ、それが我々にとって有利に働くかもしれない」

「2台とも強力なポジションからスタートするので、明日はポイント獲得を狙っていく」

■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
FP3 15番手(2分01秒679:インターミディエイトタイヤ/14周)
予選 10番手(Q1=8番手1分55秒314:インターミディエイトタイヤ/Q2=8番手1分53秒848:インターミディエイトタイヤ/Q3=10番手1分51秒983:ソフトタイヤ)

 トップ10圏内からレースをスタートできることになりうれしいです。FP3からうまく挽回できたと思います。Q3に進むのはかなり難しいと考えていたので、今日の予選には満足です。

 シンガポールでの予選は、僕にとってもチームにとっても、身体的にきついものになることは分かっていました。このコンディションでより一層難しくなりましたが、全員が本当に素晴らしい仕事をしました。2台揃って予選で上位に入れたのはポジティブなことです。

 Q3をインターでスタートしたのは少し残念でした。スリックであと1周走れれば、もっとタイムを縮めることができました。でもすべてのことが経験になりますし、今日のことから学ぶことができます。

 これからはレースに気持ちを集中させていきます。明日も気温が少し下がるようなので、それが助けになり、うまくまとめあげて、2台揃ってポイント圏内でフィニッシュできることを願っています。