2022年F1ブラジルGPの金曜予選で、フェラーリのシャルル・ルクレールは10番手、カルロス・サインツは5番手という結果だった。

 インターミディエイトタイヤとソフトタイヤが使用された予選で、Q3開始時には、まもなく雨が降り出し、コンディションが悪化することが予想されたため、早い段階でタイムを出すことが重要と思われた。10台中、9台がソフトタイヤを履いてピット出口に並ぶなか、フェラーリはルクレール車にインターミディエイトタイヤを履かせて送り出した。

 ルクレールはそのまま計測ラップを開始したところで、チームからピットインするよう指示を受け、タイムを出さずにピットに戻った。ソフトタイヤに交換してコースに復帰したルクレールだが、その直後にジョージ・ラッセル(メルセデス)がコースアウトしたことでイエローフラッグからレッドフラッグとなり、セッション中断に。その間に雨が降ってきたため、ルクレールはQ3でタイムを記録しないまま、予選を終えることになってしまった。

 フェラーリのレーシングディレクター、ローレン・メキースは、ルクレールのタイヤ戦略について次のように説明した。

「今日の予選は運に左右された。我々の判断は、正しいものもあったが、そうでもないものもあった。たとえばQ3序盤のシャルルについてだ」

「すぐに雨が降り始めると分かっていたので、(2台で)戦略を分けた。実際、ソフトタイヤを履いたドライバーたちは、雨が激しくなってくる前に、計測ラップを1周しか走れなかった」

「シャルルにとっても、我々全員にとっても、当然悔しい結果だ。我々は、今シーズン、こういった難しいコンディションでの予選で何度か素晴らしい戦いをしてきただけになおさらだ。今日のことから学び、前に進みたい」

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
FP1 2番手(1分11秒857:ソフトタイヤ/31周)
予選 10番手(Q1=12番手1分14秒486:ソフトタイヤ/Q2=3番手1分10秒950:ソフトタイヤ/Q3=10番手ノータイム)

 ペースがあったことを考えると、残念な結果だ。良いマシンを手にしているので、明日のスプリントでポジションを上げるためにプッシュしていく必要がある。

(予選後の会見で語り)僕たちは雨が来ると予想していた。でも実際には(Q3序盤には)来なかった。こういったコンディションにおいて、何をもっとうまくやれたか、理解するために、チームと話をする。でも、ものすごくがっかりしていることは確かだ。

(『Sky Sports』に対して語り)この後の土曜、日曜はすべてをうまくやらなければならない。インターで行くという決定を僕は受け入れた。そうして雨を待ったのだが、(Q3序盤には)結局降らなかった。

■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
FP1 4番手(1分12秒039:ソフトタイヤ/30周)
予選 5番手(Q1=14番手1分14秒680:ソフトタイヤ/Q2=2番手1分10秒890:ソフトタイヤ/Q3=5番手1分12秒357:ソフトタイヤ)
※シーズン6基目のICEを入れたことに対するペナルティで、日曜決勝で5グリッド降格の予定

 トリッキーな予選で、チームにとってタフな一日だった。Q3では雨が降る前にソフトタイヤでアタックするチャンスは1回しかなかった。明日のスプリントは5番手からのスタートだ。日曜日に(グリッド降格)ペナルティを受けるので、スプリントレースではポジションをゲインしたいと思っている。

 初のポールポジションを獲得したケビン(・マグヌッセン)とハースチーム全体を祝福したい。

(予選後の会見で語り)かなりプッシュして、たぶんプッシュしすぎたと思う。それでいくつか大きなミスをしてしまった。それがなければ2番手か3番手には行けたんじゃないかな。でも今日のP1は間違いなくケビンのものだ。