バーレーンのバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催された2022年シーズンのWEC世界耐久選手権最終戦となる第6戦『バーレーン8時間』の決勝翌日の11月13日、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)主催のグループ取材セッションがオンラインにて開催され、2022年シーズンのWEC・ハイパーカークラスのドライバーズタイトルを獲得した平川亮、そして第6戦優勝ドライバーであり、TGR・WECチームのチーム代表を務める小林可夢偉がそれぞれの思いを語った。

■平川亮(8号車TOYOTA GAZOO Racing)
149ポイント:ハイパーカークラスドライバーズチャンピオン

「ちょうど1年くらい前に、このWECに参戦することが決まり。たくさん学ばなければいけないこともあったので、冬の間にしっかりと準備をしてシーズンに臨んだのですけど。やはり、チームのレベルはすごく高くて、順応するまでになかなか時間がかかりました」

「ただ、第3戦のル・マン24時間レースでは自分の力を発揮でき、ル・マンで優勝を手にすることができました。その後の第4戦モンツァではアルピーヌに負けてしまったのですけど、その悔しさをバネに地元の富士ではしっかりと優勝でき。そして最終戦を終えて、ドライバーチャンピオンと、マニュファクチャラーズタイトルを獲ることができました」

「正直、1年前はここまで自分がやれるとは思っていませんでした。これもチーム全員からのサポートのおかげだと思っています。本当に感謝しています」

「来年からはもっと厳しい戦いが予想されます。けど、このチームなら“やれる”と思います。そして、自分としてもさらに強くて、速いドライバーになれるように努力していきたいと思っています」

■小林可夢偉(7号車TOYOTA GAZOO Racing)
133ポイント:ハイパーカークラスドライバーランキング3位

「無事にTGRとして、マニュファクチャラーズタイトル、そしてドライバーズタイトルは5回目、4連覇となりました。僕自身、今年はドライバーだけではなく、チーム代表もやらせていただき、1年目でこの結果を獲ることが叶いました。これもチーム並びにスポンサー、パートナーのみなさん。そして豊田章男社長、GRカンパニーの佐藤恒治プレゼントといった、本当にたくさんの人に支えていただき、ここまで来れたと思っています」

「(2022年シーズンは)正直、長かったようで短かったような。自分としては今までのレース経験にはない、いろいろなプレッシャーのなかでした。そんな中で、このような結果を出せたことは、本当にチームが頑張ってくれたおかげだと思います。特に、チームのメンバーひとりひとりが“勝ちきる”ということに取り組んだ結果、ここまで来れたのかなと、そう思いますね」

「ドライバーとしてドライバーズタイトルを獲れなかったことはもちろん悔しいです。とはいえ、僕たちのできることはできたのかなというふうに思っています。ただ、ドライバーとしては、少し運がなかったことが多かったなというのが本音なところもあるので、そういう意味ではもっと精度上げていきたいなと、個人的には思っています」

「レースが終わったばかりでいろいろなことが整理しきれていませんが、結果に怠らず。しっかりと成長できる部分は成長し、よかった部分もしっかりと理解して、今後もやっていきたいなと思っています」

「(2023年シーズンに向けて)僕たちTGRがこのWECに参戦して10年が経ちました。そういう意味でも、11年目のシーズンに向けては、この10年で学んだことをしっかりと結果に残したいです。他のメーカーが来るなかでも、10年参戦し続けた意味は何なのかというのを、しっかりと見せられるようにと考えています」

「(ダブルタイトルを獲ったから)これで満足ということではなく、プラスアルファとして、どうすればもっとクルマを良くできるのか、改善できるのかをチームとして緻密に考え、しっかりこの10年やってきた意味を結果で、来年は示したいです」

「なので、正直、(改善するべきところは)どの部分ですかと聞かれると、全部なんですよね。良くできるところには終わりがなくて、本当に小さなことから大きなことまで、すべて良くできるので。たとえば、チームとして長期的にこういうふうにしたらもっと強くできるのか、というのも判断しながら短期、中期、長期と、それぞれの目線でチームを良くしていく。そういう目線でやっていかないといけないかなと思います」

「とはいえ、来年からは他メーカーも来るということで、短期的には、より(チームを)強くするというところにもフォーカスを当てながら、取り組んでいきたいなと思っています」