今週末のF1最終戦アブダビGPはダニエル・リカルドにとってマクラーレンF1チームで走る最後のレースとなるが、3グリッド降格のペナルティを受けることとなった。

 土曜日に行われたスプリントの結果、リカルドは決勝を11番手から、マグヌッセンは8番手からスタートすることになった。スタートシグナルが消えると、リカルドは果敢なスタートを切った。しかし1周目のコーナーのひとつでマグヌッセンの立ち上がりがやや遅れた。それがインシデントの発端となった。

 リカルドはマグヌッセンのマシン後部に接触してしまい、マグヌッセンはスピンした。マグヌッセンのマシンはそのままトラック上を旋回し、リカルドのマシンと再度接触した。その結果、双方のマシンがリタイアを余儀なくされ、セーフティーカーが導入されることとなった。

 その後、レーススチュワードがテレメトリーや録画を確認し、この接触はリカルドに非があるとの裁定を下した。

「リカルドは1周目のターン8でマグヌッセンと接触。その結果マグヌッセンはスピンし、両マシンは再びクラッシュした」とスチュワードは声明の中で述べている。

「マクラーレンの説明によると、彼らには、マグヌッセンはターン8出口で他車に比べて立ち上がりが遅いように見えた。リカルドのマシンが後ろに続くにあたり、その接近速度の見極めが困難だった。リカルドの説明では、彼としてはマグヌッセンと接触しないように十分に減速したつもりだったが、やや見積もりを誤った部分があった」

「スチュワードの判断として、この接触は無謀な走りによって引き起こされたものではない。また、このインシデントは2台が関わったのみであり、他の複数台が関与したものではないため、『1周目のインシデント』とはみなさない」

「マグヌッセンは当該コーナーを妥当な走法で通過しており、特に問題となる動きはしていない。よって、スチュワードはこのインシデントの責任はリカルドにのみあると判断し、次のレースで3グリッド降格のペナルティを科す」