11月27日午前、『ホンダレーシングサンクスデー2022』が開催中のモビリティリゾートもてぎで、2022年シーズンのF1世界選手権を戦ったスクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーと角田裕毅が登壇する取材会が行われた。この中で角田は、今季をもってアルファタウリを離れるガスリーへ向けたメッセージを求められ「ガスリー選手がチームからいなくなるのは寂しいです」と、今の心境を語った。

 F1参戦2年目を終えた角田。「チームとしては去年と比べてパフォーマンスが少し落ちてしまいましたが、自分としては楽しめたシーズンでもあったと思います」と、まずは2022年シーズンを振り返った。

「特に去年と比べて自分の成長を実感できましたし、去年と比べてQ2、Q3のタイムが大きく増して。その中でQ3進出を決めた際の達成感はすごく大きかったです」

「とにかく自分の課題だったり、成長をまず第一の目標としてシーズンを戦っていたので、パフォーマンスとしては悔しいシーズンになりましたけど、来年に向けてさらに課題を見つけて、次の成長に繋げるシーズンとなったと思います」

 そんな角田には、2023年はアルピーヌF1へ移籍するガスリーについての質問も記者から寄せられていた。なかには「ガスリーのどんなところが好きか」という直球の質問もあり、角田は「レースの中ではバチバチですけど、ガスリー選手はまるで……レース関係以外の友達という感じです。一緒にいても力が入る場面はなく、気を抜いて話すレベル。そんな存在ですし面白い人です。一緒にジョークも言い合えますしね」と口にする。

「『F1ドライバーのすごい』と思うところの多くは、彼から学んだのは間違いないですし、過去2年間彼がいたからここまで成長できたと思うので、身近にいていい存在といいますか。目標として見ていられる存在でした」

 そして最後に、司会者より「ガスリー選手へ向けて愛のあるメッセージを」と促された角田は「愛があるかは、わからないですけど(笑)」と前置きをしつつ、ともに2年間を過ごしたチームメイトに向けて、その思いを伝えた。

「過去2年間は一緒に楽しい思いもしてきたので、ガスリー選手がチームからいなくなるのは寂しいです。ただ、違うチームで戦えることも楽しみにしています。チームメイトだから少し気をつかうこともあったりしたのですけど、来年はそういうこともないので。どんどんとアグレッシブに戦えればと思います」

「そこで僕が成長した姿を見せたり、彼の成長も見ながら、お互いに違うチームでも高め合うことができればと思います」