1月24日、三重県の鈴鹿サーキットで、スーパーGT GT500クラスに参戦する8台の車両が参加し、日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)主催のメーカーテストがスタートした。このテストではニッサンZ GT500が4台参加したが、2022年チャンピオンのTEAM IMPULが1996年以来のカーナンバー1をつけてテストに参加した。

 激闘となった2022年のスーパーGTで平峰一貴/ベルトラン・バゲット組がチャンピオンを獲得し、27年ぶりにタイトルを獲得したTEAM IMPUL。迎える2023年はディフェンディングチャンピオンチームとして臨むことになるが、オフの間話題となっていたが、そのカーナンバーだ。

 12月4日に行われたニスモフェスティバルでは、星野一義監督がファンにむけて「僕としては『12』でいきたい」と語っていたものの、「絶対に『1』」とカーナンバー1を主張していたのが2022年からTEAM IMPULの躍進を支えていた星野一樹だ。

 これについては12月10日にIMPULのYoutubeチャンネルで一樹が一義監督と直談判し、『1』をつけることが決定していたが、1月24日にスタートしたメーカーテストでは、カラーリングこそ2022年のままだが、ついにその『1』をつけたカルソニックブルーのニッサンZ GT500が登場した。

 変わりやすいコンディションとなった24日、その『1』をつけ鈴鹿を走ったZ GT500を見た一樹に感想を聞くと「いや〜、もう感動しちゃいました。コーナーで走りを見ていたんですが、ニヤニヤしちゃって(笑)」と笑顔をみせた。

 しかし一樹、そしてTEAM IMPULにとって傲る気持ちはまったくないという。「『1』をつけますが、『12』をつけているつもりで気持ちも新たに臨んでいくつもりです。チャンピオンを防衛しようとか2年連続チャンピオンとか、そういうことではないとチームに伝えました」と一樹。

「昨年ここにいた(2022年も1月に鈴鹿でメーカーテストが行われた)立場とまったく同じで、いちチャレンジャーとして『昨年の自分たちを越える』挑戦をしていきたいです」

 一樹が言う「チャレンジャー」の気持ちこそ、まさにTEAM IMPULのスピリットだろう。今年のカーナンバー『1』は非常に強力な存在としてライバルたちの前に立ちはだかりそうだ。