2日目は各メーカーが新パーツの比較作業。雨でテスト項目の変更も/MotoGPシェイクダウン
2月10〜12日のセパン公式テストに先立ち、2月5〜7日の3日間に渡って行われているMotoGPシェイクダウンテスト。ルーキーのアウグスト・フェルナンデス(テック3GASGASファクトリー・レーシング)と各メーカーのテストライダーのみ参加が許されている。
2日目はセッションスタートから雨の影響を受け、どのメーカーも満足なテスト項目を消化することはできなかった。最後だけ路面が乾き、非公式タイムではあるがクラッチローが2分02秒079をマークしたようだ。
ドゥカティのミケーレ・ピロは、新パーツではなくこれまでの空力セットアップで周回して2分02秒598。しかし、これまでと異なるエキゾーストを試した。
KTMのダニ・ペドロサは、初日はジャック・ミラーのクルーと仕事をしたが、2日目はブラッド・ビンダー側のガレージに移動して、異なるエンジン仕様を比較。ジョナス・フォルガーもコースに出てRC16を走らせた。
GASGASのフェルナンデスは、RC16で初めてウエットコンディションを体験して2分12秒255。最後にはスリックタイヤに履き替えて3番手の2分02秒770を記録したようだ。
10台のマシンをセパンに持ってきたアプリリアは、ロレンツォ・サバドーリが2023年型のエンジンをテスト。新たなフロントフェアリングも今後のテストで使用していくという。
ホンダは先日スペイン・ヘレスでもプライベートテストをしている。ステファン・ブラドルが新しいシャシーを備えたRC213Vを走らせた。また、スズキから移籍した河内健氏もピットで仕事をこなしていた。
シェイクダウンテストは明日まで。10日からの公式テストまでどこまでテストメニューを消化できるかが注目される。