岡山国際サーキットで10台が参加しメーカーテストがスタート。晴天のもとメニューをこなす
GT500クラスのオフシーズンのメーカーテストは、複数台が参加してのテストは1月の鈴鹿、富士に続くものとなる。近年はこの2月初旬に岡山でメーカーテストが行われており、今回は10台が参加した。
ホンダNSX-GT勢は、鈴鹿でテストをこなしたAstemo REAL RACINGの17号車が合流し、5台全車が参加した。富士で初テストをこなした4台含め、カラーリングに大きな変化はなし。一方、ニッサンZ GT500勢で唯一の参加となったのは、TEAM IMPULの1号車。鈴鹿、富士に続きカーナンバー1をつけたカルソニックブルーのカラーリングを披露している。
トヨタGRスープラ勢では、2023年に入って初テストとなったのが、新カラーをまとって登場したTGR TEAM au TOM’Sの36号車、TGR TEAM Deloitte TOM’Sの37号車、また昨年同様のカラーで登場したTGR TEAM SARDの39号車の3台だ。これに加え、鈴鹿に次いでのテストとなるTGR TEAM ZENT CERUMOの38号車と4台が参加した。なお、もともとTGR TEAM ENEOS ROOKIEの14号車も参加予定だったというが、鈴鹿でのクラッシュの影響か今回姿をみせていない。
この日は晴天に恵まれ、昼ごろまでは暖かな気候となったものの、インターバルの間に雨が舞ったりと、午後は急速に冷え込んだ。各チームともタイヤテストがメインで、ロングランをこなすチームが多く見られた。なおこの日の午後のリザルトは特徴的で、ホンダNSX-GT勢がトップ5を独占。Astemo REAL RACINGの17号車が1分17秒108でトップにつけ、ブリヂストンを履くNSX-GT勢のみが1分17秒台に入れている。
もちろんテストメニューは各チームともバラバラで、一概にタイムを比較することはできない上に、この時季のタイムは参考にならないことも多いが、ライバルからは「ホンダが速い」という声も聞かれた。
テストは2月9日まで行われる。3月11〜12日の公式テスト、そして4月15〜16日の第1戦の舞台である岡山国際サーキットだけに、重要なテスト時間となりそうだ。