MSRの不正行為に対しHPDが声明発表「IMSAの措置を完全に支持する」/デイトナ24時間
この問題は、1月末にアメリカ・フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで行われた24時間レースにおいて、GTPクラスに参戦するMSRチームがタイヤ空気圧に関わるデータを不正に操作していたことが後にHPDによって確認され、HPDからIMSAに報告されたもの。
この結果MSRには、獲得した選手権ポイントや賞金の剥奪、罰金等の措置がIMSAにより科されることとなった。なお、正式リザルトには変更がなく、2位以下含めレースでの順位は当初のままとされている。
本件に関しMSR側は責任を認め、担当した責任者がすでにチームを離れていることを明らかにしている。
新型LMDh車両デビューという記念すべき一戦におけるこのMSRの不正行為に対し、アキュラブランド含めホンダの北米でのモータースポーツ活動を統括するHPDは社長兼テクニカル・ディレクター、デビッド・ソルターズの名で以下の声明を発表した。
「デイトナでのレース中にMSRチームが起こした不祥事には、非常に失望している」
「我々はMSR60号車のデータに問題があることを認識し、レース後に詳細な調査を行った後、IMSAに報告した」
「HPDはいかなる不正行為、非行、データ操作も容認しない。我々は、この件に関するIMSAの措置を完全に支持する」
「我々は最高のレースカーを作るために、シャシーパートナーとともに2年以上にわたってARX-06に多大な努力をしてきた。これに疑問の目を向けられるのは、受け入れがたいことだ」