4月29日、MotoGPクラスに参戦しているドゥカティ・レノボ・チームは、エネア・バスティアニーニを第4戦スペインGPの予選以降のセッションを欠場させると発表した。

 バスティアニーニは、第1戦ポルトガルGPのスプリントレースで、ルカ・マリーニ(ムーニーVR46レーシング・チーム)の転倒に巻き込まれてクラッシュした。その際に右肩の肩甲骨を骨折し、決勝レースと第2戦アルゼンチンGP、第3戦アメリカズGPを欠場していた。

 そして今回、スペインのヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで開催中の第4戦スペインGPで復帰を果たし、初日のP1では22番手、P2で20番手の総合21番手で終えていた。

 しかし、2日目の土曜フリー走行では5周の走行を試みたが、まだ怪我の状態が完全ではないことを考慮し、痛みを伴うことから、今後のリスクを回避するため予選以降のセッションを欠場するとチームがアナウンスした。

 そのため、ドゥカティ・レノボ・チームとしては、スプリントレースと日曜日の決勝レースは、フランセスコ・バニャイアのみで出場することとなる。