5月4日、MotoGPクラスに参戦しているクリプトデータRNF・MotoGPチームは、第5戦フランスGPにミゲール・オリベイラを欠場させて、代役にロレンツォ・サバドーリを起用すると発表した。

 オリベイラは、第4戦スペインGPの決勝でスタート直後の2コーナーでファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)と接触し転倒を喫した。その後、メディカルセンターに運ばれ、転倒した際に脱臼していた左肩を元の位置に戻し、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエト近郊の病院に運ばれた。

 精密検査を受けた結果、左肩の上腕骨に小さな骨折と関節唇損傷が判明した。医師と相談の下、手術はせずに治療に専念するため、第5戦フランスGPを欠場することとなった。

 なお、オリベイラは開幕戦ポルトガルGPの決勝でもマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)との接触に巻き込まれ、第2戦アルゼンチンGPを欠場していた。第3戦アメリカズGPで復帰から2戦目だったが、またも欠場を選択せざるを得ない状況となってしまった。

 そのため、アプリリア・レーシングのテストライダーであるサバドーリがオリベイラの代役を務める。サバドーリは、第4戦スペインGP翌日のヘレス公式テストでもオリベイラの代役としてクリプトデータRNF・MotoGPチームから参加し、テストを行っていた。