5月15日、2023年スーパー耐久シリーズのST-Xクラスに参戦するHELM MOTORSPORTSは、5月26〜28日に静岡県の富士スピードウェイで開催される『NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース』に、ゲストドライバーとしてショウン・トンとヤン・マーデンボローを起用することを発表した。

 平木湧也、玲次兄弟が2020年に立ち上げ、2022年からスーパー耐久ST-Xへの挑戦を開始したHELM MOTORSPORTSは、ST-X初年度から活躍をみせ、第2戦富士24時間でチーム初の総合優勝を飾ると、勢いそのままにシリーズチャンピオンも獲得した実力派チームだ。

 そんなHELM MOTORSPORTSは2023年もST-Xに鳥羽豊/平木湧也/平木玲次のトリオで参戦しているが、今回、5月26〜28日に富士スピードウェイで開催される第2戦富士24時間のゲストドライバーを発表。ショウン・トンとヤン・マーデンボローを起用し、2連覇を目指す。

 昨年の富士24時間でもチーム初となる総合優勝の喜びを知っているトンは、「今年で6回目の富士24時間レースに出場する。ふたたびHELM MOTORSPORTSに戻って総合優勝を目指して戦えることをとてもうれしく思っている。このチームと一緒に、思い出と新たな歴史を作り続けることを楽しみにしている」と意気込みをみせた。

 また、公開を控える映画『グランツーリスモ』の主人公かつ、新たにチームに加わることになったマーデンボローも「スーパー耐久の富士24時間レースに出場できることを光栄に思うとともに、とても楽しみにしている」と、その喜びを語った。

「この機会をくれた平木湧也、玲次、そして鳥羽豊に感謝します。チームと協力して素晴らしい結果を残すことを楽しみにしている。ここまでの道のりは信じられないようなものだった。グランツーリスモの映画を通して、僕の人生が大きなスクリーンで再現されることで、誰かに夢を追うきっかけを与えられたらと思う」

 チームは「24時間レースで最高の結果を出すために、ふたりのゲストドライバーとチーム一丸となって戦っていきます」としている。連覇へ向けて強力なチーム体制を敷いてきたHELM MOTORSPORTS。今季の富士24時間でも総合優勝を争う1台になりそうだ。