グランツーリスモ7は5月18日、シムレース用のステアリングやペダルなどのハードウェアデバイスを手がける『ファナテック』を、グランツーリスモ・ワールドシリーズのオフィシャルステアリングホイールパートナーとして迎えると発表。またファナテックは、今季全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権に参戦するイゴール・オオムラ・フラガをパーソナルスポンサーとして支援することを明らかにした。

 1997年に設立されたファナテックは、早期よりコンシューマーレベルのステアリングベースにベルトドライブ技術を導入したほか、マスマーケット向けペダルへのロードセルセンサー・非接触型センサーの採用、プレイステーション4用に初のダイレクトドライブシステム(ステアリングモーター)をリリースするなど、さまざまな革新的なアイテムをリリースしてきた。

 また自動車メーカーや、ファナテックGTワールドチャレンジをはじめとする国際的なリアルレースシリーズとのパートナーシップにより、シムレースの認知度向上にも取り組んでいる。

 そんなファナテックとグランツーリスモは、2021年にはパートナーシップを締結し、最先端のフォースフィードバック技術を用いたレーシング周辺機器の共同開発も発表している。

 今回は新たにファナテックが、グランツーリスモ公式の世界規模開催のチャンピオンシップ『グランツーリスモ・ワールドシリーズ』のオフィシャルステアリングホイールパートナーに決定したことが明らかにされた。合わせて『グランツーリスモ7』のブランドセントラルに、ファナテックが収録される予定ということも明らかにされており、こちらも楽しみにしたいところだ。

 またファナテックは、2018年に初開催となったグランツーリスモ・ワールドシリーズ・ネイションズカップの初代王者であり、現在もリアルモータースポーツとeモータースポーツの双方で活躍するイゴール・オオムラ・フラガをパーソナルスポンサーとして支援することを発表。フラガの2023年全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権への参戦をサポートすることとなり、フラガのSFライツ参戦車両名は『FANATEC-GRAN TURISMO with B-MAX』となっている。