5月20日、2023年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第3戦スーパーバイクレース in SUGOのJSB1000クラス予選が宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)がレース1、レース2ともにポールポジションを獲得した。2番手には星野知也(TONE RT SYNCEDGE4413 BMW)が入った。

 全日本ロードレース第3戦SUGOのJSB1000クラス予選は中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が制した。2レースが組まれ、レース1は土曜日の午後に予定されていることから、JSB1000クラスの予選は4クラスの中で一番早い時間帯に行われた。

 9時10分から30分間のタイムアタック。昨日の午後から降り続く雨が朝まで残り、小雨が降る中での予選となった。完全なウエットコンディションの中で周回ごとにタイムを詰めていったのは中須賀。2周目は1分44秒台、3周目は1分42秒台、以下1分40秒台、1分39秒台と、路面コンディションを確認しながら着々とタイムを更新していく。

 セッション残り5分。中須賀は1分37秒台に突入していた。ここで2番手に上がったのがレインマスター星野知也(TONE RT SYNCEDGE4413 BMW)。それでも1分39秒818と中須賀には遠く及ばない。

 中須賀はさらに1分36秒945と1分36秒台に突入。残り3分。岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)が1分39秒台に入り2番手浮上。しかし最後の最後に星野が岡本に対して0.023秒という僅差で2番手を奪回。一方の中須賀は星野に対して2秒以上の大差をつけてのポールポジション獲得となった。

■レース1&レース2 ポールポジション:中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)
「昨日も午前中はウエットコンディションでしたが、まさか今日もこんな天気になるとは思っていませんでした。ただ昨日のおかげでセッティングは決まっていたので、コンディションが少し悪い中でもリスクを負って走りました。その結果がポールポジションにつながりました。ただ、予選は予選、決勝は決勝です。レインだろうがドライだろうが混戦になるだろうから、気を引き締めていきたいです。どんな状況でも100パーセント出せるようにレースに臨みたいと思っています」