2023年F1第7戦モナコGPのフリー走行3回目が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がトップタイムをマークした。2番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)、3番手はランス・ストロール(アストンマーティン)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は15番手だった。

 気温27度、路面温度44度というコンディションで、天候は晴れ。現地時間12時半にセッションがスタートした。開始7分、エステバン・オコン(アルピーヌ)がトンネルのなかでストップ。「パワーがない」と報告したが、その後再び走り出しピットに戻った。

 序盤にタイムを出したのは5人ほどで、トップは1分14秒990をマークしたペレス。開始15分過ぎにはランド・ノリス(マクラーレン)が1分14秒905とわずかにペレスを上回った。この時点でコース上の17台はすべてソフトタイヤを履いており、角田は1分15秒515で9番手につけている。

 ストロールが1分14秒763でトップに立つが、直後にペレスが1分14秒377で再びトップに。少し遅れてコースに出たフェルスタッペンが1分13秒794、アロンソが1分13秒697、ペレスが1分13秒587と頻繁にタイムシートのトップが入れ替わる。そんななか角田も1分14秒495と5番手につけた。

 セッション折り返しの直前にフェルスタッペンが1分12秒898をマークし、0.391秒差の2番手にペレス、0.481秒差の3番手にカルロス・サインツ(フェラーリ)というトップ3で後半を迎えた。最後にコースインしたルイス・ハミルトン(メルセデス)はレッドブル、フェラーリに次ぐ1分13秒552で5番手につけている。

 後半も各車ソフトタイヤを履いており、多くのマシンが2セット目を投入している。残り時間10分ほどのところでケビン・マグヌッセン(ハース)がターン1で曲がりきれずにエスケープゾーンに入った。マグヌッセンは自力でエスケープゾーンを出て走行を再開したが、その後ストップ。マシンを回収するためバーチャルセーフティカー(VSC)となったがすぐに解除された。

 その直後、ハミルトンがターン5のアウト側のウォールにクラッシュした。マシンの左フロントにダメージを負っており、残り時間6分ほどのところで赤旗中断となった。結局セッションは再開されず、FP3はこれで終了に。ほとんどのマシンがソフトタイヤのみで走行を終え、トップは1分12秒776のフェルスタッペン、2番手は1分12秒849のペレス、3番手は1分12秒942のストロールだった。

■2023年F1第7戦モナコGPフリー走行3回目 リザルト
Pos.No.DriverTeamTimeLaps11M.フェルスタッペンレッドブル・レーシング1’12.77619211S.ペレスレッドブル・レーシング1’12.84924318L.ストロールアストンマーティン1’12.94220455C.サインツフェラーリ1’13.2612054L.ノリスマクラーレン1’13.39621610P.ガスリーアルピーヌ1’13.45324716C.ルクレールフェラーリ1’13.47519844L.ハミルトンメルセデス1’13.48617931E.オコンアルピーヌ1’13.496181077V.ボッタスアルファロメオ1’13.521201163G.ラッセルメルセデス1’13.590181220K.マグヌッセンハース1’13.624131327N.ヒュルケンベルグハース1’13.650161414F.アロンソアストンマーティン1’13.697181522角田裕毅アルファタウリ1’13.738211624周冠宇アルファロメオ1’13.77220172L.サージェントウイリアムズ1’13.851191823A.アルボンウイリアムズ1’13.930231981O.ピアストリマクラーレン1’13.998182021N.デ・フリースアルファタウリ1’14.18724