5月31日、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は、国内外のレースで活躍できるプロドライバーを育成する取り組み、TGRドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC)の間口となる『TGR-DCレーシングスクール(TGR-DC RS)』を、本年度も富士スピードウェイで開催すると発表した。

 TGR-DC RSは国内外のトップカテゴリーで活躍できるプロドライバーの発掘と、正しいドライビング教育によるモータースポーツの底辺拡大を目的として、TGRが実施しているもの。

 前身のFTRSから延べ600名以上が参加しているプログラムの卒業生では、昨季2022年からWEC世界耐久選手権に参戦し、初年度にル・マンウイナーと世界チャンピオンとなった平川亮や、今季よりWECチャレンジドライバーとなった宮田莉朋、昨年の全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権王者で2023年は全日本スーパーフォーミュラ選手権にステップアップを果たしたTGR-DC育成ドライバーの小高一斗らの名前が挙がる。また、この他にも多くの卒業生がWEC、スーパーGT、スーパーフォーミュラといった国内外のトップカテゴリーで活躍中だ。

 そんなTGR-DS RSは2023年も富士スピードウェイで開催される。8月8日から10日までの3日間、全3回が予定されている同プログラムでは、例年と同様にFCJフォーミュラチャレンジ・ジャパンで使われていたフォーミュラカー『FC106』を用い、担当講師の指導を受けながらプロドライバーとして必要な技術を磨いていく。

 講師陣は、日本人初のル・マン24時間レース総合優勝者である関谷正徳校長をはじめ、初代FTRSスカラシップドライバーで長年にわたって国内トップカテゴリーで活躍してきた片岡龍也、さらにはTGRの現役ドライバーも多数参加予定だ。

 TGR-DC RSに参加した若手ドライバーの中で、とくに優秀で将来性が見込める人材については“TGR-DC RSスカラシップドライバー”として選出され、トップドライバーになるための指導や翌年以降のFIA-F4選手権参戦に向けた体制支援を受けることができる。また、FIA-F4選手権での活躍次第ではTGR-DC育成ドライバーとして、スーパーフォーミュラ・ライツへの参戦および、その後のステップアップの道が開かれることになる。

 参加条件や申込み方法など、詳しくはTOYOTA GAZOO Racing公式サイト(https://toyotagazooracing.com/jp/tdp/tgr-dc-racing-school/)をチェックしてほしい。

■2023年TGR-DCレーシングスクール概要
日程全3回①2023年8月8日(火) ②2023年8月9日(水) ③2023年8月10日(木)※①・②・③いずれかの日程での参加。参加回は希望に沿えない場合あり開催地富士スピードウェイ・ショートサーキット(静岡県駿東郡小山町)使用車輌FC106講師校長:関谷正徳主任講師:片岡龍也講師:TGR現役ドライバー(※2022年参考:石浦宏明、平川亮ほか) 受講条件14歳以上受講料15万円(宿泊費・食事・税込み) ※交通費は自己負担選考方法書類審査 ※先着順ではありません申込締切2023年6月30日(金)消印有効