6月1日、SDG昭和電機グループは『2023FIM世界耐久選手権(EWC)“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第44回大会』におけるチーム体制を発表した。

 昨年と同様にSDG昭和電機グループは、有限会社ハルク・プロとともに、鈴鹿8耐ではFormula EWCクラスへ参戦する。

 2022年は名越哲平、榎戸育寛、浦本修充の3人で挑んだが、2周目にはスプーンカーブの進入で他車の転倒に巻き込まれる形でクラッシュ。再スタートを切ったが、トップから75周差で未完走となってしまった。

 今年はSDG Honda Racingとして、チーム総監督は本田重樹氏、ライダーは名越哲平、浦本修充、そして國井勇輝が加入する。ゼッケンは73を予定しており、マシンは鈴鹿8耐仕様のホンダCBR1000RR-Rを使用する。

 全日本ロードレース選手権のJSB1000クラスに参戦中の名越、今年度からSDG昭和電機グループと契約してスペインでESBK選手権を戦う浦本、昨年はHonda Dream RT SAKURAI HONDAから鈴鹿8耐で上位入賞を果たし、全日本ロードST1000クラスを戦う國井と、スプリントのロードレースでは表彰台常連の3人で、鈴鹿8耐では優勝を狙っていく。

■名越哲平
「今年もSDG Honda Racingより鈴鹿8耐に参加出来ることを嬉しく思います。昨年は僕自身、怪我で万全の状態で挑めず、更にレースでは早々に他者の転倒に巻き込まれてしまうという悔しいレースになってしまいました。今年こそ、SDG昭和電機グループ、そして8耐での歴史あるホンダ、ハルク・プロと共に優勝を目指して頑張ります」

■浦本修充
「まずは今年も鈴鹿8耐に挑戦することが出来て嬉しく思います。SDG昭和電機グループ、ハルク・プロをはじめSDG Honda Racingに関係する皆様に感謝しております。昨年は非常に悔しい結果となりましたが、上位を狙うスピードはあったので今年はそれを結果に結びつけられる様にテストから集中してチーム一丸となり頑張ります」

■國井勇輝
「今年はSDG Honda Racingから8耐参戦になり嬉しく思っています。SDG昭和電機グループ、チーム、スポンサーに非常に感謝しています。昨年、初めて参戦した8耐で多くの経験ができました。今年もしっかりとゴールまでバトンを繋いで頑張りたいと思います!」

■本田重樹チーム代表(監督)
「昨年は残念な8耐となりましたが、最後まで仕事に専念した姿はレース結果とは別の意味で充実しており、それが今年の8耐へのモチベーションにつながっています。暫く遠ざかっている表彰台。今年こそはあの場所に帰り、鈴鹿8耐に強いチーム力を見せます」