名コンビ誕生の予感。ソルドがWRC最高峰クラス復帰の僚友を称賛。頼れる“アニキ”に感謝するスニネン
彼がドライブするヒョンデ・シェル・モビスWRTの3台目のi20 Nラリー1は、同チームのダニ・ソルドとシェアされており、9月7〜10日に開催される第10戦ギリシャではベテランのスペイン人ドライバーが戦列に復帰する。しかしヒョンデは、その次に控える第11戦チリでスニネンがふたたびi20 Nのステアリングを握ることを明らかにした。
「僕としては、スニネンは本当によく走ったと思う」と29歳のチームメイトを称賛したソルド。“仕事人”の異名をとる彼はWRC.comに対し次のように語った。
「こういったチャンスを得た時は、とにかくミスをしないことが重要だ。しかし、チームは速く走ることを求めてくるし、同時に確実にフィニッシュすることも要求してくる。だからこそ難しい」
「このような走りをするには、クレバーでなければならないんだ」
「ティエリー(・ヌービル)やEP(エサペッカ・ラッピ)はプッシュしているように見えたが、スニネンは彼らからそれほど離れていなかった。タイムも良かったね」
「もっとも重要なのは、僕たち(ヒョンデの)ドライバー全員がマシンに慣れていて、チームのため、ポイントのためにプッシュし続けられることが可能ということだ」
一方、最高峰クラスへの復帰ならびにラリー1デビューにあたって、ソルドからの手助けやアドバイスについて尋ねられたスニネンはWRC.comに対して次のように答えている。
「エストニアで、初めてあのクルマ(ヒョンデi20 Nラリー1)でWRCに参戦したとき、彼は僕の最初の一歩を本当に助けてくれた」
「彼は、僕にとってはまさに兄のような存在だったね。彼には本当に感謝しているよ」