中上貴晶、フィーリングに改善見られるも「マシンのバランスを修正する必要がある」/第12戦サンマリノGP初日
午前に行われたフリー走行1回目で中上はフロント、リヤともにミディアムタイヤを履き、セッション中は1セットのみのタイヤで周回を重ねていた。セッション終盤のアタックでは、1分32秒571をマークして19番手で終えている。
午後のプラクティスでは、セッション序盤から中盤にかけてトップ10に食い込む走りを見せた。しかし、セッションが進むに連れて全体のタイムが上がり始め、中上はポジションを落としてしまう形となった。終了間際には、自己ベストを1分32秒117まで縮めたが、20番手となり予選Q1からのアタックとなる。
今大会の舞台であるミサノは、グリップがいい路面のようで、中上を含むホンダ勢の課題となっているリヤのトラクション不足はやや軽減されているようだ。そんななか、中上はマシンの全体的なバランスが取り切れておらず、初日のアタックラップで苦戦を強いられてしまったという。土曜日はより良いポジションで戦うために、マシンバランスの調整と改善に取り組んでいく。
■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(プラクティス:20番手)
「いくつかのコーナーでいいフィーリングを得られたのですが、第1セクターと最終コーナーでマシンを止めるのに苦労しました。明日はマシンのバランスを修正する必要があります。今日はトラクションのフィーリングが前戦よりよかったです。この方向性で作業を続け、今のパッケージを最大限に活かせるようにがんばります」